地ビールブームから一転、8年連続赤字で“地獄”を見たヤッホーブルーイング:新連載・「よなよなエール」流 ガチンコ経営(1/5 ページ) 「こんな雰囲気の悪い会社で働けません!」 「こんな味のビール、日本でウケるはずがなかったんだ!」 「営業がビールを売ってこないからダメなんだ!」 「いや、製造がもっとウマいビールを造らないのがいけないんだ!」 会社は創業から8年連続の赤字。「倒産」という危機的二文字が常に頭をよぎっていました。上記のような悲しい言葉を吐き捨て、スタッフは次々と辞めていき、ついには半分くらいになってしまいました。私はもう心と体がボロボロ。出口の見えないどん底の時期を経験しました。 これはほんの10年ほど前のヤッホーブルーイングの状況です。私たちはクラフトビール(昔は地ビールと呼ばれていました)を製造しています。看板ビールの「よなよなエール」は最近全国のローソンやイトーヨーカド