山形市中心部のほっとなる通り(国道112号)に2009年11月に社会実験として設置された自転車道の廃止を求め、NPO法人アジェンダやまがた(児玉千賀子代表理事)が署名活動を始めた。 自転車道の存続については、今年10月に可否も含めた判断が行われる予定で、今後の活動に注目が集まる。 自転車道は、国交省山形河川国道事務所、県警、地元商店街が社会実験として、同市十日町から七日町の約1キロの区間に設置。合わせて幅8・5メートルとなる車道と旧自転車レーンのうち、東側の幅2・5メートルの領域をポールなどで仕切り、車が侵入できない自転車道にした。 中心市街地活性化に取り組む同法人は、「荷さばきのトラックやタクシーの乗降などで、車道は実質1車線の状態。渋滞が発生し、買い物客らの利便性低下につながる」などと主張。同法人には商店街の関係者も名を連ねているという。 一方、実験の実施団体である七日町商店街振興組合