金融庁は20日、鉄道会社の遅延証明書を改ざんするなどして不正に特別休暇を取得したとして、20歳代の女性職員を停職1か月の懲戒処分にした。 職員は同日、依願退職した。 職員は2013年10月から16年8月までの間に40回にわたり、朝起きられないなど個人的な理由で職場に遅れたのに、鉄道会社がホームページ上で提供している遅延証明書の日付を書き換えるなどして、特別休暇を申請していた。不正に取得した特別休暇は計12時間50分に上った。 遅延証明書はパソコンで書き換えられ、一見では見分けがつかないという。特別休暇の回数が多いと不審に思った上司が調べたところ、鉄道が遅れていない日の遅延証明書が見つかった。