自動的に動画を撮影できるアプリの入ったスマートフォンを、好意を寄せる女子大学生の自宅に設置して行動を見ていたとして、愛知県警は8日、不正指令電磁的記録供用とストーカー規制法違反(見張り行為など)の疑いで、本籍愛知県、飲食店員高梨真義容疑者(42)=住居侵入罪などで起訴=を再逮捕した。 使用されたのは、音や動きに反応し、自動で動画を撮影できる海外の無料アプリ。本来はペットや子どもの様子を外出先から確認する目的などで使われている。県警によると、遠隔監視アプリでの撮影に、ストーカー規制法を適用するのは全国初という。 再逮捕容疑は2月下旬~5月上旬ごろ、同県日進市の一人暮らしの大学生(20)のアパート室内に、遠隔監視アプリ「トラック ビュー」をインストールしたスマホを設置。大学生の行動が撮影された動画を、自分のスマホに転送して盗み見たとされる。「彼女の生活を見てみたくなった」などと容疑を認めて