音楽教室でレッスンをすれば著作権使用料を支払う必要が生じるのか--。日本音楽著作権協会(JASRAC)が、全国の音楽教室事業者から年間受講料収入の2.5%を徴収する方針を示したことが波紋を呼んでいる。ヤマハなど音楽教室側は反発し、JASRACを相手に裁判を起こす事態に発展した。論争は法律論から文化論にまで広がり、収束する気配はない。【川名壮志】 「音楽家の卵や愛好家を地道に育ててきた私たち音楽教室の練習にまで手を伸ばしてきた。反発は当然だ」。ヤマハ音楽振興会の功刀(くぬぎ)渉参与は話す。音楽教室を運営する約250の企業・団体は昨年、JASRACには使用料の徴収権限がないことの確認を求めて東京地裁に提訴した。
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