武雄市は19日、市のホームページ(HP)で市民ら対象のアンケート結果を公開した際、回答者の氏名が書かれた回答用紙(1人分)を誤って掲載していたことを明らかにした。担当した市教委のチェックミスが原因で、HPへの掲載をいったん取りやめた。市教委は「不注意で迷惑をかけ、申し訳ない」としている。 アンケートは、来年4月から始める市図書館のサービスに関する内容。図書館の来館者らを対象に8月下旬~今月上旬に実施し、1120人から回答を得た。回答用紙には、匿名で性別や年代、居住地名、サービスへの評価を記入するほか、自由記述欄も設けていた。 市教委は、「内容の信頼性を確保するため」として、325人分の自由記述をスキャナーで読み込み、回答者の自筆のまま13日からHPで公開。この際、回答者1人が自由記述欄に自分の名前を書いていたことに気づかず、そのまま掲載していた。外部からの指摘で分かったという。