社会現象になったあのヌードが、もう二度と見られなくなる。それどころか、持ってるだけで「お縄」になるかも—。信じがたいことだが、それが現実。 そんな趣味はないのに… ピンポン、ピンポーン。 「こんな朝早くに、誰だよいったい……」 時刻はまだ6時。パジャマのまま玄関のドアを開けると、黒服の男が4人立っている。 「朝からすみません。警視庁です。今からお宅を調べさせてもらいます」 刑事は有無を言わさぬ調子でそう言って、「捜索差押許可状」と書かれた書類を突き付けた。 「児童ポルノ禁止法違反の容疑です。失礼します」 「お、おいおい! ちょっと待ってくれ! そんなもの持ってないよ!」 叫びも空しく、捜査員たちはドカドカと家の中へ上がりこむ—。 この夏、全国各地でこんな光景が繰り広げられるかもしれない。 7月15日、改正児童ポルノ禁止法の猶予期間が過ぎ、児童ポルノの単純所持が処罰の対象になる。簡単に言えば