2009/07/18 Linuxカーネル2.6.30にルート・エクスプロイト The Hによると、Grsecurityプロジェクトの開発者ブラッド・スペングラー氏がRHEL 5 の Linuxカーネル 2.6.30と2.6.18のTunインタフェースの脆弱性を使ったルート・エクスプロイトを公開した。この脆弱性はソースコードの監査では見付ける事はできないし、SELinuxのような拡張セキュリティを回避してしまう。この問題は普通はエクスプロイト化しないヌルポインタの修飾参照が、GCCで最適化を行うとエクスプロイト化してしまうという奇妙なものだからだ。下記コードで if(!tun) はエラーで0(null)を返すべきところが、変数が既に割り当てられていたり、修飾参照されていると、コンパイラは 'if' ブロックを外してしまい、カーネルは0x00000000にアクセスしようとし、攻撃者は自身のコー