航空工学において最も記憶に残る機体といえば、ツェッペリン飛行船。といっても今日は事故の話ではなく、なんと全長200メートルを超える巨大な飛行船が20世紀初頭に開発されていたという事実を振り返ってみたいと思います。 200メートル超といえば、ボーイング747の約3倍。なんだか大きすぎてピンとこないサイズですね。東京なら六本木ヒルズと同じくらい、名古屋なら名古屋ルーセントタワーよりさらに大きく、大阪なら通天閣の約2倍といえばもう少しイメージしやすいでしょうか? 1920年代の建造中写真がOobjectsに何枚か掲載されているのですが、当時の技術レベルを思うと、その姿は荘厳そのもの。畏敬の念すら感じずにはいられません。 飛行船に架けられた巨大な消防はしごのてっぺんで作業するスタッフ、ヒンデンブルク号(全長245メートル)のフレームワーク、グラーフ・ツェッペリン(全長235メートル)の骨格、レイク
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