【前回までのあらすじ】死の淵で火の鳥との邂逅を果たし、太陽として再びこの世に生を受けることとなった栞奈(通称KNN姉貴)。彼女に憧れたグルガン族の男達は己の精液を固めた翼で太陽へ近づいたが皮肉にも彼女の熱に翼を溶かされ、真っ赤な経血の海(RED ZONE)へと落ちてしまった。
借金を返せないと「借金を返せない罪」で警察が逮捕しに来るか、というと、そんなことはない。民事裁判に負けたら財産を隠せばいい。家賃を何十年も踏み倒すのは可能であり、そういうのが実は珍しくない。踏み倒すという行為は、かなり容認されているのである。債権者が債務者から強引に取り立てる「自力救済」は禁じられている。だから借金取りはヤクザしかやらない。 西村は踏み倒しのプロとしてやってきた。踏み倒しに寛容なのが日本の民法だから、そこに大きな法律の抜け穴があるわけで、とにかく踏み倒しまくれば逃げられるようになってる。 だが、ここに来て「自分が2ちゃんねるの管理人」と言い出す始末になってるのは、データ販売が巨大ビジネスになりすぎて、引っ込みがつかなくなってるからだ。ホットリンクの株の時価総額は180億円である。未来検索ブラジルを計画倒産させて逃げるには、事が大きくなりすぎた。ホットリンクは株式会社オプトの
西村博之が法的リスクを逃れるため「おまえの名義にしておいてくれ」とJIMに譲ったわけである。 債権者の執行を逃れるために、自分の財産を友達の名義にするのを通謀虚偽表示という。 この場合、西村はJIMから2ちゃんねるを取り返せるというのが日本の民法の立場である。 我妻栄「民法」から引用すると、こんな具合である。 虚偽表示とは相手方と通謀してする内心的効果意思と異なる意思表示である。 債権者の執行を免れるために、債権者Aが友人Bと通謀して不動産を友人に売る契約にしたことにして、財産を隠匿するような行為がその適例である。 このような行為は無効である。 これについて法律効果を認むべき何らの理由がないからである。 西村がJIMを訴えて、2ちゃんねるの返還を求めるのは可能である。 問題となるのは第三者との関係である。 しかし、もし第三者C、すなわち虚偽表示の当事者以外の者が、この仮装行為を真実の行為と
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