場って重要、とこれを見ると思う。 ここでいう「場」には2つの要素がある。 ① 空間。具体的には、広さ、リヴァーブの掛かり具合、壁が白いこと。日常ではない、音楽のための空間。 ② その空間を、2人(以上)の人が共有すること。 場が作用して音楽が出来る、ということはあるだろう。 2人のアーティストがそれぞれの自室にいて、データをやり取りして、もしかしたら現実の空間で空気を振動させるプロセスなしに、制作されるのでは作れないもの。 場に触発される、感覚や意識が活性になる、そこで生まれた音楽が良いもの「である」。でもいっぽうで気を付けねばならないのは、良いもの「に聴こえる」「な気がする」のかも知れないこと。だって、セルフ・チェックする耳が、場の影響を受けてるかも知れないから。雰囲気のある空間で鳴らされる音は、雰囲気込みで聴いてて、音自体に雰囲気があるように誤認してるのかも知れないから。 別の、より雰