最近、親戚からよく電話が掛かってくる。 親父に似て親戚付き合いをほとんどしてこなかったので、もう10年以上は顔を合わせていない親戚ばかりだ。 親戚からの自分の評価は大体分かっている。一言で言えば「ろくでなし」だ。 高校を半年で辞めて親父の仕事も一年で辞めた。その後はアルバイトで食いつないでいたと思ったら、20代半ばも過ぎて歌手を夢見て上京。と思ったら実家に出戻りしてやっと定職に就いたと思えば結局は辞めて今度は30代半ばでニート。そんな認識だろう。 一部事実と異なる点もあるが、今さら親戚の認識について意義を申し立てるつもりもない。いずれにせよ身から出た錆であることに変わりはないのだ。 変わり者の叔父 そんな私でも付き合いがあるのが個人で車屋を営んでいる父の弟、つまり私の叔父だ。叔父さんは故郷の群馬県に住んでいて、茨城県に住む私とは多少距離は離れているが車を買い替える時は毎度お世話になっている