【ロサンゼルス=中村将】米連邦議会下院の外交委員長、エド・ロイス氏(62)=共和党、カリフォルニア州=が1月31日(日本時間2月1日)、同州グレンデールにある「慰安婦」像を訪問した。ロイス氏は「この像は人権運動と尊厳のためのもので、平和の記念物だ」と語った。韓国側の主張が、米議会外交担当の中枢にも浸透している実態が浮かび上がっている。 ロイス氏はこの日の訪問について、「(従軍慰安婦問題の対日謝罪を要求する)米下院121号決議の可決から7年を迎えたことと、(1月下旬にソウルで)亡くなった日本軍の慰安婦の追悼のためにきた」と説明。像の前に置かれた女性の遺影に、両ひざをついて線香をあげた。 ロイス氏は「亡くなった女性は、苦しんだ慰安婦たちを象徴している。慰安婦を癒やすには事実を認めることだ」と、韓国側が主張する日本軍による強制を前提として見解を述べた上で、「慰安婦の生存者がいるうちにこの歴史を認