「白雪スノーブロンシュ」は、小西酒造の直営レストランでも人気が高いという=兵庫県伊丹市の白雪ブルワリービレッジ長寿蔵小西酒造の「白雪スノーブロンシュ」=同社提供 阪神大震災からの復興のシンボルとして取り組んだベルギー風の地ビール(発泡酒)が、「ビール業界のアカデミー賞」と呼ばれる英国の国際品評会で最高金賞に輝いた。造ったのは小西酒造(兵庫県伊丹市)。震災後の地道な努力が16年後に栄冠へ結びついた。 受賞したのは「白雪スノーブロンシュ」。125年の歴史を持つ品評会「ブルーイング・インダストリー・インターナショナル・アワーズ」で12日、9ある部門のうち、風味を加えたビールなどが対象の「チャンピオン・スペシャリティー・ビール部門」で最高金賞を受けた。大麦麦芽に小麦麦芽を加えてまろやかさを出し、ハーブやオレンジピールで酸味と甘みを出したのが特徴という。 国内の日本酒の消費量が1970年代をピ
震災で東北と北関東の主力工場が被災したビール各社では、販売の一時休止が続いている。キリンビールは21日、東日本大震災の影響で、「クラシックラガー」「淡麗ダブル」など缶入りの9商品の販売を、在庫がなくなり次第、一時休止すると発表した。生産を「一番搾り」など売れ筋商品に絞り、店頭での品薄解消を急ぐ。 休止する商品は、合わせると国内販売の約1割を占める。仙台と茨城県取手の2工場が被災し、生産量が減少。缶などの資材不足もあり、全国の工場で主要ブランドの生産を増やし、夏の需要増に対応する。 アサヒビールは「ストロングオフ」「くつろぎ仕込〈4VG〉」の販売を3月下旬に休止。サッポロビールも「エビス〈ザ・ブラック〉」「ラガービール」など3商品の販売を見合わせた。 サントリーも電力不足に対応し、「モルツ」や「ダイエット〈生〉」などの缶製品の生産を止め、人気が高い「ザ・プレミアム・モルツ」を増やす。佐
統一選後半戦の投票率は、一般市長選で52.97%(前回比0.6ポイント減)、市議選で50.82%(同4.5ポイント減)、町村長選で70.56%(同4.0ポイント減)、町村議選で66.57%(同4.9ポイント減)となり、いずれも戦後最低を更新した。前半戦では道府県議選が過去最低だった。 2011統一地方選
統一地方選前半の開票作業。1票の積み重ねが政治家を動かす=10日、神戸市中央区の市立中央体育館一世帯あたりの生涯純受益 いつの時代も、若者は社会の中で最も投票へ行かない人たちだという。1票でも多く得ようと奔走する政治家にとって、選挙に行かない若者たちはどんな存在なんだろう。選挙権を得て5年、25歳の記者が、経済学者や政治学者に聴いてみた。 ■「投票しない世代のこと、考えない」 「政治家は、投票に来てくれない世代のことを考える余裕なんてない」 そう話すのは「社会保障の経済学」(日本評論社)の著者で、所得の再分配政策に詳しい一橋大学経済研究所の小塩(おしお)隆士教授(公共経済学)だ。 小塩教授は「現行制度では現役世代の負担が将来世代に先送りにされている」と指摘する。 内閣府の2005年度の経済財政白書に、生まれてから死ぬまでに政府部門との間で受け払いする1世帯あたりの受益額(03年度
岩手、宮城、福島3県の沿岸部の医療機能状況 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県沿岸部で、震災から1カ月以上たった今も、外来や手術、入院などの診療を制限している病院が43%に上ることが、朝日新聞社の調査で分かった。入院機能(病床ベース)も74%までしか回復していない。医療支援のチームが避難所を中心に軽症患者を診ているが、入院が必要な治療は綱渡りの状態が続いている。 調査は15〜22日、3県の沿岸部の九つの2次医療圏(仙台医療圏は沿岸部のみ)の116病院の復旧状況や診療所、医療支援チームの動向を病院、保健所、医師会に取材した。 医療圏ごとに医療機能の回復状況を比較すると、岩手県釜石市を中心とした釜石医療圏の遅れが目立った。6病院のうち、3病院で診療の制限があり、利用できる入院ベッド数は、震災前と比べると全病床の約半数にとどまる。最多の272床をもつ県立釜石病院は耐震補
NECが開発した事業者向けの節電システム。PC画面に節電の目標値や達成率が表示され、社員らの意識を向上させる パソコン(PC)メーカー各社が、電力不足が予想される今夏に向けて省電力機能の強化や利用の呼びかけに力を入れている。PCは電気製品のなかでも「特にユーザーの努力で節電しやすい機器」といわれるためだ。 富士通は5月下旬から、企業向けに販売しているノート型PCで省電力機能を強化するソフトを無料で提供する。電力使用量が多くなる日中に自動的にコンセントからの電気を止め、充電池で動作するように設定できる。機種によって動作時間は異なるが、2時間前後は充電池で対応できるという。電力使用量が少ない夜間に充電する仕組みだ。2010年度以降に販売したPCが対象で、インターネット経由でソフトを導入する。 東芝は05年春から同様の機能を、企業向けノート型PCの主な機種に搭載している。利用者が設定するこ
住民基本台帳ネットワークからの離脱を続ける福島県矢祭町の町長選は、離脱維持を掲げた現職の古張允(まこと)氏(70)が、住基ネットへの接続を主張した新顔の鈴木正美氏(53)を46票差で破り、再選を決めた。離脱自治体は全国で東京都国立市と矢祭町の二つだけだったが、同町では離脱が続くことになる。 28年ぶりの町長選。古張氏は、国が進めた平成の大合併に対抗した「合併しない宣言」や住基ネット離脱など、根本良一前町長から引き継いだ独自路線の継続を掲げた。住基ネットに関しても「住民に全く利便性がなく、経費のむだ遣いだ」と主張。同町が全国で初めて導入した、議員報酬の日当制にも賛成の立場を明確にした。 選挙戦では地元JAの推薦を取り付け、周辺自治体の首長の支援も得て、支持を固めた。(斎藤健一郎) 2011統一地方選
候補者一覧・記事の見方 ▼ 名前は日常使用しているもの。年齢は投票日の満年齢。敬称略。 ▼ 【】の政党は推薦・支持 (政党略称の詳細についてはこちら) ▼ 政党は略称。 ▼ 候補者の経歴などは原則として本人の申告に基づきます。 ▼ は当選。開票途中での当選者は朝日新聞社の判定による。 ※ アサヒ・コムの統一地方選特集では、知事選、道府県議選、政令指定市長・市議選、一般市長選、特別区長選を扱います。一般市議選、特別区議選、町村長・町村議選は、紙面などでご確認ください。 ◇ 震災のため、一部選挙の延期が決まりました。(延期された選挙の詳細はこちら)
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