国民生活センターは1日、災害時に頭部を保護するために小学生らがかぶる「防災ずきん」の一部製品で「燃えにくい」などと表示しながら、火を当てると焼失するケースがあると発表した。 センターは、3千円以下の16製品をテスト。新品時と5回洗濯した後の2回、バーナーで90秒間火を当てたところ、新品の状態で4製品、洗濯後には新たに2製品で燃え広がって焼失した。いずれも「炎に強く」「難燃ポリエステル使用」などと表示していた。 センターによると、焼失した6製品は、燃えにくさについて一定の基準を満たすと認定される「防炎製品」ではない。 センターの担当者は「購入の際は認定品かどうかを目安にしてほしい」と注意を呼び掛けている。