中村修二さんの青色LEDや私の元上司である舛岡先生のフラッシュメモリなど、発明者が特許の対価を求めて古巣の企業を訴えることが相次いだ時代がありました。 こういった元従業員からの訴訟のリスクを避けるため、特許を現行の発明者ではなく企業に帰属するように法改正する、という動きがあるようです。 この法改正によってエンジニアのやる気が奪われるのか? 結論を先に言うと、さして変わらないと思います。 むしろ、アメリカ企業と同様になると、特許を書くモチベーションは高まるかもしれません。 まず、現在の特許が発明者に帰属するという法律下でも、特許によって成功報酬としてエンジニアに補償金が払われるのは実際はそう多くないという現実があります。 特許は書くだけでは単なるコスト(出願にも維持にもお金がかかる)です。 そして、特許を自社で使うだけでも不十分。 例えば、ものすごくマニアックな技術を開発し、自社だけしか利用
togetterにまとめられた一連のツイートの補足です。 http://togetter.com/li/527907 「毎日新聞社長ら書類送付」(http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020801000544.html)の件で各紙*1がなぜ「書類送付」という見出し・本文で記事にしたのか。 警察は、捜査した事件を全部検察へ送らないといけません。この「検察へ送る」ことを、刑訴法246条では「送致」と記載してます。その例外として、「この法律に特別の定のある場合」と「検察官が指定した事件」があるとされています。 「特別の定」とは、(1)被疑者を逮捕した場合(203条他)と、(2)告訴・告発を受理した場合(242条)。 (1)は時間制限が発生(逮捕から48時間以内というやつです)。(2)は「捜査後」じゃなくて「受理後」。いずれも「原則よりもっと早く検察へ送れ」とい
ずいぶん前になってしまいましたが、動物園に遊びに行ってきたので、iphoneでとった写真をつらつらと並べて日記としておきます。 すごくたくさん(てつるさんが)いた。 そして、(てつるさんは)にゃーって鳴くんですね。がー、とか、がおー、に近い鳴き声だと思ってたから、にゃーっていうんだね!にゃーっていうんだね!にゃーっていうんだね!にゃry...っていっぱい言っちゃいました。 頬ずりできるくらいの距離にいて、はしゃいだ。 これぞシロクマっていう感じでシロクマがいた。 すごいガーってしてくれてた。 毎日歯磨きしてるから虫歯はありません!っていうカバ、どこのカバだっけ? あまりにもかわいすぎて、持って帰りたくなったんです。 やっぱりイヌ好きだわ、私。。。ってオオカミみて思う私。 カメレオンの目、じーってみちゃう。器用ですね。 イグアナはちょー活発だった。 ツイートする
asahi.com(朝日新聞社):タコがヒラメに「変身」 身を守るため? カリブ海 - サイエンスA convincing mimic: Scientists report octopus imitating flounder in the Atlantic論文:A ”Mimic Octopus” in the Atlantic: Flatfish Mimicry and Camouflage by Macrotritopus defilippi -- Hanlon et al. 218 (1): 15 -- The Biological Bulletin同雑誌の表紙にもなってるThe Biological Bulletin -- About the Cover (February 2010, 218, (1))Macrotritopus defilippiというタコ。Bothus lun
ヒカルちゃん*1にバースデーカード送ったよ、と彼女は笑う。エヘヘと照れたようにほころぶ口元が、目に浮かぶ文字列。今度子供たちも交えてスカイプしよう、うちの子は日本語あまり話せないけど。―――だったらヒカルも同じ、と私もすかさず打ち返す。 そうして、ひとしきり互いの近況や育児ネタに興じた後、まるで世間話のようにさりげなく、彼女は「今だから言える話」を切り出した。「あたし、子どもの頃いつも寂しかったんだよねー」と。 想定外だったのは、結婚しても子どもが出来ても、寂しさから卒業できなかったこと。あたしには父がいない。もちろん、一つ屋根の下で暮した生物学的父はいる。育児にも割と協力的な人だったし、子どもに経済的な不自由はさせない人だった。だけどやっぱり、あたしに父はない。 いじめられて「学校に行きたくない」と言ったとき、彼は学校を休ませてはくれたけど、理由を聞こうともしなかった。助けてくれなかった
あけましておめでとうございます。去年は色々なことがありました。今年も色々あるのでしょうか。笑いあったり 困りあったり 嬉しがったり 悲しがったりきっと沢山ありそうです。お雑煮の具も おせちの内容も 色々あるけど 去年と同じ。でも 過去のダイアリーを見比べてみると 毎年少しずつ変わってる。今年のおせちで大きく変わったのは、伊勢海老のこしらえ方。伊勢海老は、華やかで 目にも御馳走なのだけど、火を通すと、どうにもパサついて雑な味になってしまう。伊勢海老のお刺身の、半透明の美しさ。ねっとり色っぽい食感。ほの甘い口福感。それが、焼いたり茹でたりすると、あのおいしさが死んでしまったかのように、ボソボソとした侘しいものに変わってしまう。火を通す過程で、伊勢海老の旨味を含んだエキスが流出・変質してしまうのでしょうか。毎年 和歌山の親戚から生きたまま戴く伊勢海老、その弾力とみずみずしさを何とか損なわずに味わ
何かと話題のiOS 6のマップアプリですが、細かいことは何と言うか、諸事情により割愛、まあ頑張れアップルさん、としか言いようがありません。 で、そんなことより重要なのは、マップをどうするか。という人は多いかもしれません。 iPhone 5のテザリング+iPhone 4Sを使えばiOS 5のマップアプリは使えたけど、さすがに2台を持ち歩くのは大変ですね(^^;; なので、GoogleマップのWebアプリを使うのが一番手っ取り早いけど、通常だとツールバーが残ってイマイチ感がある。 てことで、GoogleマップのWebアプリをフルスクリーン表示させるためのメモ。 とはいえ、作る時間ないしなぁ・・・と思って調べてみたら、既に以下の記事でその方法が紹介されてたので紹介します。 iOS6でGoogleMapsをフルスクリーン表示にしてみました - W&R : Jazzと読書の日々 dataスキームを使
科学アトピー性皮膚炎慢性化 原因を解明 NHKニュース個人的な事情でこういう脳天気な見出しには反射的に怒りを覚えるのですが論文は面白かったです。とは言っても基本的にはまだマウス実験なので、臨床的にはこれからですケド。 論文:Periostin promotes chronic allergic inflammation in response to Th2 cytokines Miho Masuoka, Hiroshi Shiraishi, Shoichiro Ohta, Shoichi Suzuki, Kazuhiko Arima, Shigehisa Aoki, Shuji Toda, Naoki Inagaki, Yuichi Kurihara, Sayaka Hayashida, Satoshi Takeuchi, Kenta Koike, Junya Ono, Hirokazu
科学遺伝、進化できる物質作製に成功 生命起源や研究に貢献 - 47NEWS(よんななニュース)進化するだなんだ言っていますが、どうなんでしょう。実際の論文はこちら。 Synthetic Genetic Polymers Capable of Heredity and Evolution さて、DNAの構造はこんな感じです。http://en.wikipedia.org/wiki/File:DNA_chemical_structure.svgデオキシリボースという五炭糖(図中オレンジ)がリン酸(図中黄色P)を介して連なっていて、AGCTの塩基が枝みたいに伸びています。二本鎖の相補対が点線で結ばれてます。ちなみに図でバックボーンと書かれているように、塩基がなくても縦のリン酸結合の数珠つなぎ自体は壊れない。DNA二本鎖だったらそういう塩基のない部分は歯抜けみたいになりabasic siteと呼ば
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