【ロンドン時事】ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、2011年のノーベル平和賞をアフリカ初の女性大統領となったリベリアのサーリーフ大統領(72)と同国の平和活動家レイマ・ボウィさん(39)、イエメンの民主活動家タワクル・カルマンさん(32)の女性3人に授与すると発表した。 女性へのノーベル平和賞授賞は、04年のケニアの環境保護活動家マータイさん(故人)以来7年ぶり。中東の女性への授与は、03年のイラン人権活動家シリン・エバディさん以来。 同委員会は声明で、「女性が男性と同様の影響力を及ぼす機会を獲得することができなければ、世界で民主主義と持続的な平和を達成することはできない」と指摘。その上で授賞理由として「3人は、平和構築活動に女性が安全かつ全面的に参加できるよう求めて非暴力の活動を行った」ことを挙げた。 リベリアでは06年のサーリーフ大統領就任前、約15年にわたって内戦が続き、25