ギリシアのアテネ、スニオン岬(Cape Sounion)の「海神古廟」の後から昇る満月(写真・AFP) 【大紀元日本12月15日】宇宙飛行士が月面に着陸できるようになってから、宇宙の塵に厚く包まれている月の素顔に関する研究は、新しい段階に入った。今までの研究結果から見て、一部の科学者は、月は人工衛星であるかもしれないと、大胆に推測している。 月のなぞ【その1】月はいつも同じ面を地球に向けている 古来から、世界中の各民族の天文学者は、月に対して、長期的で充分な観察を行ってきた。月の満ち欠けは、詩人が吟じる対象である以外に、農民が耕作する際に参考とする指標であり、中国の農歴は、月の運行周期28日を基礎とする暦法であった。 ただ、人々ははるか以前から、月に関して大変面白い事実に気がついていた。月は常に同じ面をわれわれに向けているということである。 これは、どういうわけなのだろう