――2015年末、アニメ『ノラガミ ARAGOTO』の製作委員会が本編内において、イスラム教にかかわる音声の不適切な使用があったと謝罪した。宗教的、文化的違いから、日本のアニメのイスラム圏への進出の難しさがたびたび指摘されてきたが、その真意とは何か?ここでは、イスラム社会、特にアラブ社会をより理解すべく、イスラム法学者・中田考氏と共に、その影響を考えていきたい。 (写真/佐藤裕信) ──今回はイスラム圏における日本のアニメやマンガなどの影響について、中田先生にお話をおうかがいしていきたいと思います。そもそも、先生ご自身もツイッターでアニメなどの話をされていて、かなりお好きな印象があるのですが……。 中田 考(以下、中田) ネットにいろいろと書かれている影響か、私がサブカル好きという噂があるんですよね(笑)。ですが、少し誤解なんです。私は『鉄人28号』や『鉄腕アトム』など、往年の人気アニメを
GUNOSYというニュースまとめサイトは良く利用する。テ レビも新聞も見ていない私にとって、このニュースのまと めサイトは便利と言えば便利である。世界中のニュースの (無断?引用、コピペ)のオンパレードである。 10月9日の、このGUNOSYにおかしな『ニュース』が掲 載された。 (以下引用) 2014年10月8日 株式会社カリフメディアミクス 代表取締役社長 中田考 代表取締役CEO 宮内春樹 10月7日、弊社社長 中田考が「私戦準備及び陰謀」の容疑で 捜索を受けている北海道大学学生の参考人として家宅捜査 を受けました。以下に、本件における弊社と中田考の見解 を記します。 本件に至るまでの経緯 弊社は、正義と人道に基づくグローバリゼーションの理念を 表現する論文、ノベル及びコミックス等の企画、編集、制 作及び出版等を主な目的としており、中田は「一神教と国 家 イスラーム、キリスト教、ユダ
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カリフ制再興――未完のプロジェクト、その歴史・理念・未来 文明の衝突をこえてイスラームの平和をめざすカリフ制再興思想とはいかなるものか 「カリフ制再興」とは何かを初めて詳説。戦乱のイスラームから法治のカリフ制への道を示す論理。「イスラーム国」の根源的批判を可能にする視座と、真のカリフ制を再興するために必要な歴史的・法学的知識を呈示。現代の世界秩序と国民国家システム変容の関係を明らかにする、かつてないユニークな文明論。 ここのリンク先で本書のなかをご覧いただけます(PDFファイル) 著者 中田 考 書名 カリフ制再興――未完のプロジェクト、その歴史・理念・未来 体裁・価格 四六判並製 256p 定価1980円(本体1800円+税10%) 刊行 2015年2月 ISBN 978-4-906917-38-9 C0014 カリフ制再興は過激な一部の組織だけが唱えているものではなく、イスラーム学界で
2月8日にロイターの記事で人質問題での中田考先生の関与について報じられた。 「報道特集」で語った内容とだいたい同じ話だけれど、CTSS Japan というセキュリティ・コンサルタント会社名が出て来たのは、はじめてではないかと思う。 政府は自分たちが一体何をしたのか、何をしなかったのかについて「コメントしない」としているが、それでは彼らがの対応の適否についての判定は下せない。 政策の適否について国民が判断できる情報をいっさい提供しないというのは、それ自体が「口に出せないような致命的失策を繰り返し犯していたこと」ことの証拠である。常識はそう解釈する。 それにしても、日本国内で何が起きているのかを外国のメディアを経由して知らなければならないというのは、ほんとうに悲しいことである。 「過激な学者、人質事件でISとの交渉チャンネルを提供」 日本政府は人質危機の決定的局面においてISとのコミュニケーシ
TOKYO (Reuters) - Japan’s government opened a communication channel with Islamic State in the decisive stages of its recent hostage crisis but was unwilling to use it to start negotiations, according to a Tokyo-based Islamic scholar who briefly became an intermediary. Hassan Ko Nakata, a former Islamic law professor at Kyoto-based Doshisha University, attends a news conference at the Foreign Corre
「イスラム国」人質殺害事件での日本の対応について、国会では連日、野党から追及が行われている。しかし、安倍晋三首相は問題となっている中東訪問時のスピーチに関しても「言葉が不適切だったとは考えていない」などと正当性を主張するばかり。肝心の交渉については、「(政府は)もっとも効果的な方法を考えた」(菅義偉官房長官)と言い張るが、その詳細は「具体的な内容は避けたい」(岸田文雄外相)の一点張り。 それも当然だろう。官邸は湯川遥菜さんと後藤健二さんを救うための方策など何も講じていなかったのだから、具体的内容などいえるわけがない。 実際、昨日2月7日放送の『報道特集』(TBS系)でも唖然とさせられるような新事実があきらかになった。それは、湯川さんと後藤さんの殺害予告動画が公開された1月20日以降、日本政府がイスラム国へ送った日本語の「音声メッセージ」の存在だ。 音声メッセージの送り主は、「実在するシリア
「中東マガジン」は、2015年1月末日をもちまして、サービスを終了しました。 長い間、ご愛読いただき、ありがとうございました。 「中東マガジン」に掲載されていた記事は、朝日新聞社の記事データベースに収録されています(一部筆者の記事を除く)。弊社記事データベースを導入している大学図書館、公共図書館でご利用いただけるほか、個人向けのサービスもございます。詳しくは下記のページをご参照ください。 → 朝日新聞記事検索のご案内 なお、「中東マガジン」元編集人の川上は、フリーのジャーナリストとして中東の動きを追いつつ、中東から見える世界や日本について、twitterやブログに投稿するほか、言論サイト「WEBRONZA」に寄稿しておりますので、下記リンクからご覧ください。 → twitter:@kawakami_yasu → ブログ:中東ウオッチ → WEBRONZA
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に参加しようと北海道大学の男子学生(26)らがシリア渡航を企てた事件が波紋を広げている。宗教・政治的関心がないにもかかわらず、「戦場」という非日常を望む若者たち。その心理的背景には、自己実現に行き詰まった末の厭世(えんせい)観や閉塞(へいそく)感が見え隠れする。 「イスラムに関心はない」。渡航の計画段階で、北大生は周囲にこう語ったという。警視庁公安部の任意聴取には「戦闘になれば人を殺すつもりだった」と話し、「就職活動がうまくいかなかった」と現状への不満をほのめかした。 シリアへ同行取材する予定だったジャーナリスト、常岡浩介氏(45)は北大生について「応対もしっかりしたイケメン。何かに悩む様子はなかった」と振り返る。ただ「日本にいてもどうせ数年後に自殺する」と話す内面とのギャップに驚いた。「外国人で戦闘員になるのはその地域に強い思い入れのある人ばかり」
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の戦闘員に加わろうと北海道大学の男子学生(26)=休学中=らがシリア渡航を企てた事件で、支援者とされる元大学教授、中田考(こう)氏(54)がイスラム国側と頻繁に連絡を取り合っていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。刑法の私戦予備・陰謀容疑での強制捜査から間もなく1カ月。警視庁公安部は事件の全容解明を急いでいる。 捜査関係者によると、渡航計画をめぐり、中田氏はインターネットなどを介してイスラム国幹部と繰り返し接触。北大生の渡航ルートなどについて積極的に調整を進めていたという。 中田氏は北大生を「戦闘員」として紹介。渡航前後の段取りのほか、武器入手などについても助言していたとされ、計画の中心的役割を果たした疑いがある。 公安部は複数の人物が計画に関与したとみており、渡航が実行されるまでの経緯を慎重に捜査。中田氏とイスラム国の関係や、具体的なやり取
異教徒は殲滅すべきであるとするISIS支持のイスラーム学者 - Togetterまとめ
「イスラーム国」に関連して、またも朝日新聞で中田さんが登場。宣教活動フル回転ですね。近代社会を成り立たせる自由で平等な規範の根拠には自由主義がありますが、イスラーム教はその自由主義の重要な部分を否定しています。そのような思想・信条を信じ・語る自由を自由主義は認めます。ただしある制限の中において。...
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