トルコの憲法改正 2010年09月13日 07:50 トルコ中東関連 いや驚きました。 トルコの国民投票の結果ではなく、それが昨夜(日本時間)の何時か知らないが、こちらが寝てから(その時には未だ結果どころか、法律による報道規制があるとかでトルコのネットも殆ど報道していない状況だった)起きるまでの間の数時間で、改正賛成58%、反対42%という結果が出たのですから、正しくトルコのこの種投票体制は先進国並みです。 どうも中東と言うと選挙があってからも暫くは結果が不明と言うことが普通かと思いこんでいたので、驚いた次第で、如何に中東の現状に疎くなっているかを思い知らされました。 本日は仕事のためもう直ぐ家を出るので残念ながら記事を詳しく読んでいる時間もありませんが、トルコの新聞(と言ってもネット版2紙のみだが)は、国民党投票の結果が事前の予測よりも賛成の票が多かったと報じるとともに、憲法改正を歓迎し
Warrant accuses dozens of retired military officers of plotting against government. The list of names in the warrant includes Ibrahim Firtina, left, a former air force commander [AFP] Civil-military relations Prosecutors accuse the military leaders of plotting to blow up mosques and provoke tensions with Greece in order to foment unrest and topple the government. They are seeking 15-to-20-year jai
ムシュ県のマラズギルト郡から5キロのところにあるメズラー村の住民は、何年も飲料水の問題が解決されていないが、インターネットはつながったという。 ムシュ県庁が最近村に設置したアンテナから衛星を通してインターネットをつなげることができた村人のアブドゥッラフマーン・トゥルハンは、「もっと大事な問題は、水道と下水の問題です。私たちは毎日水を運んでいるんです。その上さらに、下水設備の問題があります。電気だって、十分ではありません。なのに、すべてのことが完全であるかのように政府は、私たちにインターネットを供給しました。見かけだおしのサービスの代わりに私たちの必要にこたえて欲しいものです」と述べた。 マラズギルトのメズラー村にムシュ県庁が昨年設置したアンテナを使い衛星を通したインターネットのサービスが始まった。しかし、村の基本的なニーズである上下水道整備の問題は、いまだ解決されていない。50軒、300人
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「21世紀には、戦争ではなく平和、恐怖ではなく信頼、不正義ではなく正義、テロや暴力ではなく安寧、飢餓や貧困ではなく繁栄が広がる世界を私たちはつくることができるはずだ」と述べた。 エルドアン首相は、第64回国連総会一般討論で演説した。 演説を、第64代総会議長に選ばれたアブドゥサラーム・トレキ氏を心から祝福するとの言葉から始めたエルドアン首相は、「また、第63代議長職を巧みに、また明快に運営されたブロクマン氏にも賞賛と感謝を申し上げます」と話した。エルドアン首相は、一年前に非常に広汎な支持を受け、安全保障理事会に選ばれたトルコに与えられた支援と、示された信頼に対し、全加盟国に感謝し、以下のように続けた。 「我々の時代の国際的な問題は、、国際的な規模の解決策を必要としている。戦争や経済危機、飢餓や貧困からテロ問題、エネルギー保障から地球温暖化問題に至るまで
イランはクルディスタン自由生活党(PJAK)の潜入を防ぐため、トルコとの454キロメートルに渡る国境の戦略的地点に壁を建設している。 イランは、クルド労働者党(PKK)の関連組織であるPJAK系テロリストの国境からの潜入を防ぐため、2キロメートルごとに警備所を設置し、今も阻止する事ができない密輸業者に関しても興味深い方法を試みている。トルコとイランの国境のうち特に馬が通過することができる地域にコンクリートの壁を建設し始めたのだ。 トルコとイランの国境で興味深い進展が見られている。トルコと454キロメートル国境を接しているイランは、特定の地域にコンクリートの壁を建設し始めた。密輸業者が馬に乗って通過する地点を明らかにしたイラン側の関係者は、違法な行為を阻止する目的でこのような防止策に出た。自国が支配している丘の上に以前2キロメートルごとに警備所を設置したイランは、PJAKの潜入とあわせて密輸
(CNN) いかなる宗教も信じていない人々を相手に、代表的宗教の聖職者が入信を説得するゲーム番組「Tovbekarlar Yarisiyor」(悔悟の競争)が、今年9月からトルコのテレビ局カナルTでスタートする。 番組はイスラム教とカトリック、ユダヤ教、仏教の各聖職者が、それぞれの宗教の利点を、出場者の無神論者10人に説得するという企画。聖職者が説得に成功した場合、その宗教の聖地への巡礼が出場者にプレゼントされる。番組出場希望者は8人の神学者や専門家によって、無宗教ぶりが本物か審査される。 カナルTの関係者は日刊紙ヒュリエトに対し、番組の狙いが「信じない人々の関心を神に向けさせる」ことにあると発言。信教の自由を踏まえ、番組が口を挟まない方針だと説明した。 ただし国内の宗教指導者らは番組を非難。宗教当局者はCNNトルコに対し、複数の宗教を競わせるのは「冒とく」だと述べ、カナルTが視聴率狙いで
Turkish intellectuals give personal apology for 1915 events - トルコの英字紙 Today's Zaman の5日づけの記事。トルコ国内の知識人有志が1915年にオスマン・トルコによって行なわれたアルメニア人の強制移動に関しての謝罪を公開したことを伝えている。「私の良心は1915年にオスマントルコ支配下のアルメニア人が被った大きな災厄に対する無関心や否定を許さない。私はこの不正義を拒絶し、自らの意志によって、感情と痛みをアルメニアの兄弟姉妹たちと共有し、謝罪する」というのがその文面らしい。呼びかけ人として Baskın Oran、Ahmet İnsel、Ali Bayramoğlu、Cengiz Aktar という名前が挙げられている。アルメニア人のジェノサイドについて語るだけで刑事罰の対象となるトルコにおいて、これはとても勇気あ
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080702-OYT1T00052.htm 【カイロ=宮明敬】トルコからの報道によると、厳格な政教分離を国是とする同国で1日、元軍最高幹部ら世俗主義の擁護者を自任する有力者20人以上が、クーデター計画に関与した疑いで一斉に身柄を拘束された。 トルコでは現在、大学でのスカーフ着用解禁など、宗教色を強める与党の穏健イスラム政党「公正発展党(AKP)」に対し、憲法裁判所が解党について審理しており、一斉身柄拘束はAKP側の対抗措置ではないかとの憶測を呼んでいる。 拘束されたのは、建国の父・アタチュルクの思想を広める民間活動団体の代表を務める退役将軍やアンカラ商工会議所会頭、日刊紙「ジュムヒュリエト」のアンカラ支局長ら。いずれもAKP批判で知られていた。警察当局は具体的な容疑を公表していないが、トルコのメディアは「政府転覆を
【カイロ=村上大介】トルコの憲法裁判所は5日、イスラム教徒の女性に大学構内でのスカーフ着用を認めた憲法修正について、憲法が定める世俗主義の原則に反するため無効との判断を下した。憲法修正案は今年2月、イスラム系の与党・公正発展党(AKP)政権の主導で国会で可決されていた。AKPをめぐっては、憲法問題を判断する検事が3月、AKP解党などを求めて提訴、訴えを受理した憲法裁が審理中。スカーフ問題で世俗主義派の訴えが認められた今回の判断により、AKP解党に現実味が出てきた。 AKPはスカーフ問題をめぐり、高等教育を受けたいと希望する女子学生がスカーフを被ることが許されないのは信教の自由に反すると主張。2002年の総選挙で政権に就いて以来、改正の機会をうかがってきた。大学でのスカーフ解禁は、政治や国家機構から宗教的要素を徹底的に排除する建国以来の国是である政教分離体制(世俗主義)に風穴を空ける第一歩で
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2008年2月9日、トルコのイスタンブール(Istanbul)で、スカーフを着用して通りを歩くイスラム教徒の女性たち。(c)AFP/MUSTAFA OZER 【2月11日 AFP】トルコ国会で大学内での女性のスカーフ着用を認める憲法改正案が可決されたことから、国是である政教分離の世俗主義をめぐる政府と世俗主義擁護派の対立激化を懸念する声が国内で拡がっている。 改正案はレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相率いるイスラム色の強い与党・公正発展党(AKP)が提出したもので、同党が過半数を占める国会で9日、可決された。 これに対し主要日刊紙ヒュリエト(Hurriet)やミリエト(Milliyet)は10日、それぞれ「カオス(大混乱)」、「危険な分裂」などの見出しで改正案可決を報じた。 ■大学が論争の最前線に イスタンブール大学(Istanbul unive
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