平成25年3月11日 特定非営利活動法人 リンクト・オープン・データ・イニシアティブ 1.はじめに 欧米で国及び地方政府系でのデータ公開の方法としてリンクト・オープン・データ(LOD)が普及するにつれて、国及び地方政府系で所有し、これまでcsvやExcelデータとして公開されていた統計データもLODとして公開するという動きが始まっている[1]。LODとは、従来のWWWおよびセマンティックウェブの技術を用いて、WWWにおいてウェブページが互いに関係づけられるのと同様に、個々のデータを互いにリンクづけ、新たな関連の発見も含めてデータの利活用度を飛躍的に高めることを目的とするものであるが[2]、統計データの利活用においても、LODの役割が期待されている。 本報ではExcelデータのような統計表をLOD化するにあたって考慮すべき点やW3Cにおける本関連技術の現状、また予想される技術課題などについて
国立国会図書館は、保有するメタデータを様々なシステムやアプリケーションで活用することができるように、リンクトオープンデータ(Linked Open Data: LOD)として提供しています。このページでは、国立国会図書館が提供するLODの活用事例や活用可能性について紹介します。各データの内容については「リンクトオープンデータ(Linked Open Data: LOD)」をご覧ください。 1. 国立国会図書館が提供するLODの活用事例 2. 国立国会図書館が提供するLODの活用可能性 おすすめ情報をリアルタイムに提供するアプリの例 3. 参考文献 リンクトオープンデータ(LOD)の活用に関する問い合わせ先
リンクト・オープン・データ(Linked Open Data: LOD)とは、ウェブの技術を利用して、データを様々なシステムやアプリケーションが活用しやすい形式で公開・共有する仕組みです。LOD形式で公開されている本の書誌・所蔵データや典拠データを、他の種類のデータと組み合わせることでアプリの開発などに活用できる可能性もあります。 国立国会図書館では、書誌データ(国立国会図書館サーチ)、典拠データ(Web NDL Authorities)、震災関連データ(国立国会図書館東日本大震災アーカイブ)を、LODの形で提供していますが、9月1日(月)から国立国会図書館が提供するLODについて、データの内容や利用方法等を紹介するページを公開しました。 使う・つなげる:国立国会図書館のLinked Open Data (LOD)とは LODとは何か、国会図書館が提供するデータの内容などを紹介しています。
3. オープンデータとは • オープンデータとは、誰でも自由に使え て再利用もでき、かつ再配布できるよう なデータである。課すべき決まりは、た かだか「作者のクレジットを残す」ある いは「同じ条件で配布する」程度である。 http://opendatahandbook.org/ja/what-is-open-data/ • “A piece of data or content is open if anyone is free to use, reuse, and redistribute it — subject only, at most, to the requirement to attribute and/or share- alike.” http://opendefinition.org/
RDF 1.1 に関する一連の仕様が、2月 25日付けで W3C 勧告 (W3C Recommendation) になりました。また、RDF 1.1 Primer など、いくつかの文書が Working Group Note として公開されています。 セマンティック Web のための標準的なフレームワーク、RDF (Resource Description Framework) の最新の仕様、「RDF 1.1」 に関する一連の仕様が、2月 25日付けで W3C 勧告 (W3C Recommendation) になりました。 また、RDF 1.1 に対する理解を深めてもらうためのチュートリアル文書、RDF 1.1 Primer など、いくつかの文書が Working Group Note として公開されています。 RDF 1.1 is a W3C Recommendation : W3C N
ずっと,RDF意味論で言うユニバーサルクラスって何だろう,と思っていて,てっきり rdfs:Class のことだろうと思っていて,このブログでもそれを前提に書いていたりしましたが,今回はっきりそれがわかる資料をW3Cメールアーカイブの中から見つけました. それは,Pat Hayes からTim Berners-Leeに宛ててかかれた次のものです. http://lists.w3.org/Archives/Public/www-tag/2007Sep/0168.html ちょっとスレッドをたどってみると,TBL が URI はWeb上の URL を指してもいいし,実世界や仮想世界の何かを指してもいい,として,すべてのものを 'resource' という言葉で表現したことに対して,Pat がすでに 'thing' とか 'entity' という言葉があるのだからやめてくれと言ったことに対しての
このシリーズの一番最初に,「なぜ包括原理」というタイトルで書かせてもらいました.でも(その1)で書いたOWLにおける「包括原理」と(その2)で書いた集合論の「包括原理」がどうしても合わなくて,これが不思議だったのです.違うものだということは分かるのですが,なぜ違うことを同じことのように言っているのかが分からなかったのです.だって,それでOWL-DL派は「包括原理はパラドックスを導く」とRDFを攻撃しているのですからね. それが,最近,ひょっとしたらこれのせい?というのが見つかったのです.ここからはあくまでも,私個人の推測ですから,それを最初にお断りしておきますが,ここは日記ですからね.日記として以下に,大胆に書かせていただきます. Google.com in Englishで,「list comprehension」としてググると,いくつかの記事が出てきますが,そうですね,wikipedi
2年弱前にRDF意味論の和訳をさせていただいて,今年1月にRDF再入門と題して,普通のセマンティックウェブ教科書には載っていないような微妙な話をさせていただきました.そこで今度は,RDF再々入門と題して,教科書には絶対に載っていなくて,研究者たちもよく分かっていなくて(多分),でも話だけはするよねみたいな話題を,勝手に(これは自己満足的に,自分のメモとして),書かせていただきます. だんだん「パイプのけむり」みたいになってきましたが・・・. でも,すべてRDF研究者としては絶対抑えておくべきことがらなのですよ.それはZermelo-Fraekelの集合論,包括原理,Russellのパラドックス,ゲーデル数,などです.これらはいずれも集合論もうすこし広くは数理論理学の基礎のお話なのですが,HayesのRDF意味論やPatel-Schneider, Horrocksらの論文に出てくるのです.で
やっと,クラスとdisjoint問題に入ります. RDF意味論とOWL意味論において,クラスとはその外延で定義されます.以前の私のブログでは,次のように書いています. 「今,何か世の中にあるオブジェクトを考えて(ベースオブジェクト),何かの考え方でもってそれを分類して,複数の集合を作ったとします.そしたらそのある集合ごとに名前をつけましょう.たとえば,この集合は『イヌ』,この集合は『ネコ』,これには『ネコヤナギ』,これには『イヌフグリ』.そうしたときに,そのつけた名前が表示するものをクラスと呼んで,ベースオブジェクトの集合をそのクラス外延と呼びます.」 「イヌ」のクラス外延と「ネコ」のクラス外延が一部でも重なることはありませんから,こういうクラスを「互いに素」(disjoint)あるいは「離接」(disjointness)と言います.どちらの日本語訳もいまいちピンときませんので,以下ではそ
クラスとdisjointの話に入る前に,RDFとOWLにおけるスコープ問題を取り上げます. XML名前空間はあれど,RDFとOWLの三つ組においてすべてのURI参照やQNameはグローバルです.それはちょうど昔のBASICのように,プログラム言語においてすべての変数がグローバルでしかないのと類似のことです.ですから別々のオントロジーで名前空間も含め同じ名前があったら,それは同じものを指しますが,そのオントロジー記述がグローバルなものではなかったら,とんでもないことになります. たとえば,2010年2月22日にお財布に1万円あったとして,翌日5千円だったとして,その二つの知識をトリプルでうかつにマージすると,このようになります. あるオントロジーで MyBag rdf:_01 MyWallet . MyWallet contains MyMoney . MyMoney rdf:va
いつまでたっても,内包と外延の議論というのは,どこか隔靴掻痒的なところがあるのですが,ここではせっかくのブログですから,なかなか論文には書けないような話を大胆に展開したいと思います.それが本当に正しいかどうかは一旦置いておいて・・・. 内包と外延ですぐ出てくる話が,宵の明星と明けの明星の話です.つまり内包としては,古来人間の認識としては両者は別物ですが,外延としては,実は同一物(すなわち金星)だった.でもだからと言って,この話からはなかなか有益な結果は得られないような気がします. (実はコンテキストが意味を支えるものとして出てきて,文脈依存という話はまた溝口流オントロジーとしても重要な話が一杯出てくるのですが,それはまたいつか) 私が一時期一番好きな定義は,広辞苑による定義でした. 内包: 概念の適用される範囲(外延)に属する諸事物が共通に有する徴表(性質)の全体。 外延: ある概念の適用
準備不十分かも知れませんが,ついに本題に突入. まず最初は,唯一名仮説(Unique Name Assumption,略してUNA)と非唯一名仮説(non-UNA)です.えーっと,本当はnon-UNAというのかどうか私は知りません.だれか知っていたら教えてください. ワインオントロジーではvin:ItalianWineとvin:CariforniaWineはこうなっています. <owl:Class rdf:ID="ItalianWine"> <owl:intersectionOf rdf:parseType="Collection"> <owl:Class rdf:about="#Wine" /> <owl:Restriction> <owl:onProperty rdf:resource="#locatedIn" /> <owl:hasValue rdf:resource="#Itali
KIF意味論の話に入る前にもう一つの文献を紹介しておきます. 1975年のIJCAI(San Fransisco)で彼は論理側に立った論文「In Defense of Logic」を発表します.とは言っても,知識表現と意味論から見た論理の重要性を強調してですが.論理の「本当の価値は通常の薄っぺらな統語論にあるのではなく,それが提供する意味論にある」と. Pat曰く,「論理はある種の世界についてのある種の知識をどう言い表したらよいかという考えの集積である.論理のメタ理論とは,このクラスの表現言語を解析するための数学的道具立てを集めたものである.これらの道具立てが解析するものは,解釈器の挙動でもなく,稼動システムのプロセスの構造でもなく,ある言語の表現がある外部の世界についての主張していると受け取られるときの,その外延的(extensional)意味である.言語の意味と,その解釈器の挙動は,別
Lisp の対話型環境はRead, Eval, Print ループ(REPL)と呼ばれます.ユーザがコマンドをS式としてタイプし,システムはそれを読み,評価し,評価結果を印刷します.Lisp ではこの一連の動作は,当然 Lisp の意味論にしたがって,それを実現するようになっているわけです.しかし,この Lisp の意味論にはそれほど数学的論理的にきっちりとした定義があるわけではありません.Lisp の実装者はCommon Lisp の仕様書,CLtL1やCLtL2,ANSI-CL仕様書を読んで,それを実現するように実装するわけです.もちろん,参考とするためのソースコードがあったりするわけですが(初期にはSpice Lisp, CLOSにはPCLがあった.湯浅先生と萩谷先生は参考ソースコードなしでKCLを開発したが),一方Schemeには立派な(すぎる?)表示的意味論の仕様があったりします
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James Simmons writes about some of the pros and cons of Microformats and RDF (with an extended discussion at InfoQ). On the benefits of Microformats (with which he means Microformats.org-style microformats) he mentions: Designed for humans first, machines secondModularity / embeddabilityEnables and encourages decentralized development, content, servicesA design principle for formatsAdapted to curr
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