知への貢献、これからも 近年、太陽系の天体の探査が花盛りだ。2014年に欧州宇宙機関(ESA)の探査機が彗星(すいせい)に着陸したのに続き、15年は米航空宇宙局(NASA)の探査機が史上初めて冥王星を接近観測し、世界中を驚かせた。日本も先月、探査機「あかつき」を金星周回軌道に送り込み、小惑星探査機「はやぶさ2」も順調に飛行を続ける。こうした探査はわれわれの住む太陽系の成り立ちへの理解を深め、人類の知を広げる意義がある。国家財政は借金大国の日本だが、「太陽系大航海」に挑戦し続けることは、真に世界から尊敬される道でもある。 この記事は有料記事です。 残り1632文字(全文1894文字)
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