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2015年1月24日のブックマーク (3件)

  • 幻想の細胞 判明した正体 - 特集:STAPの全貌 2015年3月号| 日経サイエンス

    発表直後からさまざまな疑義が指摘されたSTAP論文 ようやく科学的な決着がついた STAP細胞は最初からなかった──これが結論だ あのマウスと胎盤は何だったのだろうか。9カ月前,STAP細胞の疑惑を報じた最初の記事で,私たちはこう問うた。その結論が出た。STAP細胞に関する論文2の不正調査を進めてきた外部識者による調査委員会(委員長・桂勲国立遺伝学研究所所長)は,2014年12月26日に最終報告をまとめ,STAP細胞も,そこから作られSTAP細胞の証拠とされたものもすべて,既存の細胞である「胚性幹細胞(ES細胞)の混入に由来する,あるいはそれで説明ができる」と結論づけた。 「STAP細胞」は最初から存在しなかった。1年にわたって日の社会と科学界を揺るがしたSTAP論文の不正疑惑は,科学の面では決着した。 実験に使われた「STAP細胞」の大半は,10年前の2005年,理化学研究所発生・再

    幻想の細胞 判明した正体 - 特集:STAPの全貌 2015年3月号| 日経サイエンス
  • 事実究明へ 科学者たちの360日|日経サイエンス

    「STAP細胞」の正体は何か 理化学研究所が「調査の必要なし」と言い続ける中 公開の遺伝子データと共著者の細胞を手がかりに,科学の追究が始まった 2014年6月25日未明。横浜にある理化学研究所統合生命医科学研究センターの遠藤高帆上級研究員は,ある遺伝子配列のデータを見ていて,奇妙なことに気づいた。それは3日前に山梨大学の若山照彦教授から届けられた,STAP細胞から作った「STAP幹細胞」に関連する配列だった。STAP細胞にはもともと,全身で緑色に光る蛍光タンパク質の遺伝子が入っている。こうするとSTAP細胞からできた細胞や組織が緑色に光り,一目でわかって便利だからだ。確かにその遺伝子は入っていた。だが解析の結果は,それ以外に,精子だけで光る蛍光タンパク質の遺伝子が入っていることを示していた。 一体どういうことか。遠藤氏は方々に問い合わせ,かつて大阪大学の岡部勝教授が精子まで光るマウスを作

    事実究明へ 科学者たちの360日|日経サイエンス
  • 特集:STAPの全貌|日経サイエンス

    1年にわたって社会と科学界とを揺るがせた「STAP細胞」の正体が明らかになった。それは実験の場となった研究室に所属していた研究員が10年前に作り,研究に使わないまま保存していた胚性幹細胞(ES細胞)だった。どういう経緯かは不明だが,その6年後,この細胞は「STAP細胞」として現れ,様々な実験に使われ,多能性の証拠をもたらした。 “容疑”のES細胞に最初に気づいたのは公式の調査委員会ではなく,自らデータを解析した1人の研究者だった。理研の上層部が残された細胞やマウスの調査に後ろ向きな発言を繰り返していた間,理研の内外の研究者たちが,公開された遺伝子配列データを調べ上げ,実験で問題の遺伝子を確認し,STAP細胞は存在しないとの科学の証拠を積み上げた。これを受けて理研もついに重い腰を上げ,新たな調査委員会を発足。残された細胞やマウスのゲノムを片端から解読したところ,STAP細胞の正体が浮かび上が

    特集:STAPの全貌|日経サイエンス