今回も耳鳴の話の続きで、治療について書きます。 耳鳴の治療としては、急性期と慢性期とに分かれます。 急性期、すなわち耳鳴が起こって間もない時期には、それと同時に急性の内耳障害が起こっていることが多いと思われます。具体的な病名としては、突発性難聴、低音障害型感音難聴、メニエール病、音響外傷などということになりますが、これらの疾患では、原因となっている疾患の治療をまずは行うべきです。 一方、慢性の耳鳴や、いつからかはっきりしないもの、難聴も伴わない耳鳴の場合は、前回お話した様な仕組みで、元々は内耳で起こった耳鳴が、脳における悪循環で、持続したり増強したりしていていることが考えられますから、これを何とかしなければなりません。 (脳において、負のスパイラルが起こって耳鳴りが増強しているイメージ) 慢性的な耳鳴では、脳の中で耳鳴を増強するような、「負のスパイラル」が発生していると考えられます。それは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く