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ブックマーク / higeta.hatenablog.com (3)

  • 「満人なんか…」 - 日本近現代史と戦争を研究する

    満洲も暮しよいです 満人なんか内地人にはびく\/して居ます そこをつけ込んで私達なんかも満人を屁とも思つて居りません嫌な奴と思つたら頭から怒鳴つてやります とても面白いです 買物などでも無茶苦茶に値切つて買つて来ます 値切れば幾らでも値切れるよ (吉林省檔案館, 廣西師範大學出版社編『日関東憲兵隊報告集(第一輯)』8、廣西師範大學出版社、2005年、456頁) ふつうの一庶民の書いた、差別意識ばりばりの手紙の内容が、名前と住所とともに史料として残ってしまっている。1942年10月15日の手紙である。通信を検閲していた関東憲兵隊隷下の東寧憲兵隊がこの手紙を没収し、記録していた。人は何気なく書いたつもりでも、70年後の今日まで残り、出版された史料集に収録されて、みんなが見れるようになってしまった。 日の敗戦により、地中に埋められたはずの関東憲兵隊の報告書類が発見・掘りおこされ、出版される

    「満人なんか…」 - 日本近現代史と戦争を研究する
  • 特定通常兵器使用禁止制限条約の成立 - 日本近現代史と戦争を研究する

    以下は、櫻川明巧「特定通常兵器の法的規制」『立法と調査』109、1982.4による。 著者は、外務委員会調査室所属。 通常兵器のうち、「過度の傷害」を与え、 「無差別の効果」を有する兵器に対する関心は、1960年代末ごろから高まった。 特に、ベトナム戦争におけるナパーム弾の強力な殺傷力が人々の注目を集めた。 1968年4月、テヘランで開催された人権国際会議は、 ナパームによる惨害がとりあげ、 国連事務総長に対して、ある種の戦争方法の禁止について研究するよう要請した。 国連事務総長は、「武力紛争における人権の尊重」と題する報告書を作成し、 1970年、国連総会において報告書が審議に付された。 1971年の国連総会では、事務総長に専門家の援助を得て、 ナパームその他の焼夷兵器に関する報告書を作成するよう要請する決議案が採択された。 この決議に基づき、翌年、前エントリでとりあげた事務総長の報告書

    特定通常兵器使用禁止制限条約の成立 - 日本近現代史と戦争を研究する
    pon-zoo
    pon-zoo 2009/02/12
    制限には米ソの抵抗と、その結果として各国の妥協があったんだ。判っていたことではあるけど・・・。
  • 焼夷兵器に関する国連事務総長報告書 - 日本近現代史と戦争を研究する

    ■「ナパーム及びその他の焼夷兵器に関する国連事務総長の報告書(一)(二)」『関西大学法学論集』23(2)、(3)、1973年7月、9月 以下は1972年、国連第26回総会における決議2852に基づき、 国連事務総長のもとに専門家グループが作成した報告書(竹正幸氏が翻訳)である。 焼夷兵器の法的規制の前提となる、兵器そのものの基礎的構造および効果に 関する基礎的資料を提供するものであった。 報告書の構成は、次のようになっている。 序論 第一章 焼夷剤と焼夷兵器 第二章 焼夷兵器の作用とその医学外の影響 第三章 個人及び住民に対する焼夷兵器の医学的影響 第四章 焼夷戦とその結果 第五章 結論 第一章において、焼夷兵器は、 焼夷剤の作用に効果が依存している兵器 と定義されている(一、78頁)。 焼夷剤は、 金属焼夷剤(マグネシウム、エレクトロン、ウラニウム) パイロテクニック焼夷剤(テルミット

    焼夷兵器に関する国連事務総長報告書 - 日本近現代史と戦争を研究する
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