こんにちは、ライターの榎並です。 僕はライターを生業としており、「みんなのごはん」をはじめ食関係の記事を書く機会も多い。取材する店は大抵素晴らしく、シェフの技術とこだわりが詰まった料理には驚きと感動を覚える。 しかし、僕には食の書き手として致命的な弱点がある。それは、 「おいしい」ってどういうことなのか、よく分からない のである。いや、もちろんおいしい料理を食べたら「おいしい」とは感じる。幸せな気分にもなる。 しかし、それが何故おいしいのか、どんなふうにおいしいのか、ちゃんと説明できないのだ。 ゆえに「おいしい」だの「激うま!」だの「空前絶後の美味!」だのといった拙い表現しかできず、せっかくの素晴らしい料理の魅力を余すところなく伝えきれているとは言い難い。 このままではいかん。「おいしいとは何か」を探り、巧みな味表現ができるようになりたい。 そこで、プロの門をたたいた。 味の表現のプロに教
最近とある企業の採用担当者と会い、大変興味深い話をうかがった。その方の会社は中々に革新的で、昨今話題のAIによる採用判定を書類選考に絞って導入してみたのだという。 結果はなかなかに上々だったとの事だけど、最終的には採用におけるAIの導入は断念した。 AIの採用を見送った理由はAIの判断が悪かったからではない。結果だけみれば、AIの判断はプロの採用担当者と比較して、そう悪いものではなかったようだ。 問題となったのは、AIが「なぜこの人を選んだのか。なぜこの人を選ばなかったのか」を説明してくれなかったところにあったという。 これは実に大変興味深い指摘で、今後AIが導入される社会を生きる私達にとって非常に有益な知見が詰まっている。今日はこれを掘り下げて、僕なりのAIが導入された後の社会の行方についてみていく事にしよう。 AIの思考回路は人間と随分違う AIは囲碁の世界チャンピオンを打ち倒したり、
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