旧ソ連のゴルバチョフ元大統領がキャラクターとなったルイヴィトンの広告 。脇の置いたかばんの上に、露元情報部員リトビネンコ氏の毒殺事件の特集記事が掲載された週刊誌が置かれている(ルイ・ヴィトン社提供) ゴルバチョフ元ソ連大統領が出演しているルイヴィトン社の広告に、プーチン政権を批判する記事を掲載した雑誌が写っていることが分かり、「同氏からのメッセージではないか」との憶測が英露両国で飛び交っている。 広告の撮影場所は、同氏の希望でベルリンの壁が選ばれ、7月に全世界に公開。同社のバッグの上に、表紙の見出しが見えるように、さりげなく置かれている雑誌に注目が集まった。 写真を拡大したところ、雑誌はロシアの自由系週刊誌「新時代」で、昨年秋、ロンドンで発生した露元情報部員リトビネンコ氏の毒殺事件の特集記事が組まれていた。 同誌には、有力筋からもたらされた情報として、「殺人の背景にはクレムリンの治安組織の