【あらすじ】 ある雨の夜、その男は木更津にやってきた――。オフの日に釣りにやってきた哀川翔と偶然知り合ったキャッツの面々。哀川に浸水するぶっさん以下のメンバーは狂喜し、全力で哀川をもてなす。その心意気に触れたのか、去り際に哀川は、自らが率いるヤクザ球団とキャッツとの試合を約束する。 監督・猫田の推薦で加わったオジーを交え、翌日から猛練習を始めるキャッツ。往年の名選手の実力を徐々に取り戻していくオジーの先発も決まり、試合の日へ向けて木更津全体が盛り上がっていく。 その一方で、打ち上げの資金難に直面したキャッツは、最近木更津に出没する暴走族に目をつける。族がトルエンの取引を行っている間に、彼らのバイクを盗もうというのだ。 闇夜にまぎれて出発するキャッツ。しかしそのとき、ぶっさんが倒れる――! (市民) 【解説】 この五回と次の六回は前半のクライマックスで、本作中ではじめて具体的な死が描かれる。