翌日から、俺達はこのファンタジアでゴブリン討伐への準備を始める事にした。 リリは前回のゴブリン襲撃で傷付いた者たちの手当て。 レイナさんは一度街へと戻ってさらに冒険者を集う。 そして俺は、単純に戦力としての強化。 「1、2、3…」 とは言っても、まだ単純な素振り程度だ。 みんなが寝静まってる朝早くに家を出て、こうしている。 「ふむ、やはりカナタ殿は中々見どころがありますな。懐かしいものです」 どうしてこの人は当たり前の様に起きているのだろうか…。 横で俺の素振りを見て言うモームさんにそう思う。 村を一通り見て回ったが、この人の他のスライムさんはみんな人型だった。 「なんでモームさんだけは人型じゃないんだ?」 「私はもう歳ですからな」 意味が分からない。 「どうして歳で人型かそうじゃないかで違うんだよ」 「スライムは元々人型です。それが歳を重ね、段々と人の姿を保てなくなると、私の様な姿になる
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