小惑星帯の天体において、水蒸気の存在が初めて確認された。このことは、準惑星ケレスに大気が存在し、地表が氷で覆われていることを示す決定的証拠となる。科学者の主張では、仮にその氷が解けると、直径590マイル(約950km)ほどのこの小惑星に存在する水の量は、地球全体の水の量を上回る可能性があるとしている。 米国時間1月22日に科学雑誌「Nature」に掲載された今回の発見は、欧州宇宙機関(ESA)でHerschelミッションを担当するチームによるもの。このミッションは、同名の赤外線望遠鏡(宇宙空間に打ち上げられた天体望遠鏡としては大きさと性能が過去最大級だ)を用いることで、宇宙やそれを構成するさまざまな天体の進化についての科学者による研究を支援するものだ。またHerschelは、米航空宇宙局(NASA)による同時進行中のプロジェクトに貢献する上でも極めて重要な役割を持つ。これらのプロジェクトと
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