宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへ金属の衝突体をぶつける実験で、リュウグウ表面にクレーターができていることを確認したと発表した。はやぶさ2がリュウグウの高度1.7キロから観測した結果、直径10メートル以上にわたって穴のように地形がへこんで変形していることが分かった。小惑星へ人工的にクレーターを作ることに成功したのは世界初。 【動画】くぼみができたリュウグウの表面 はやぶさ2は24日、高度20キロから降下を開始し、25日午前11時16分から約1時間半にわたり、高度1.7キロから衝突装置がぶつかったと考えられるリュウグウ表面の領域を観測した。その結果、計画で衝突体をぶつける予定だった地点から十数メートル程度離れた地点に、地形が大きくくぼみ、黒っぽく色が変化している場所があることが明らかになった。津田雄一・プロジェクトマネジャーは「まさに衝突装置で