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ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (26)

  • 石田配達営業マンは目にパンダマークの黒いふちが・・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    春めいた頃より春が番ともなりますと、釣り師は、がぜん活発にうごめきだしますもので、これがあの体たらくをかこった同じ人物かと見まがうばかりの働きぶりですから、死に体だとばかり思って棒切れで無造作につつくと、がぜんかみつきますから注意が必要でございます。 春と言いますのは、釣り師のみならず生きとし生けるものみな活動的になり、なおかつ繁殖活動にも精を出すこととなってまいります。 人様というのは様々なところですが、どちらさんも恋の病で上の空、心ここにあらずということは経験するところでございます。 発情期とでも申しましょうか、心ここにあらずの石田配達営業マンというのも人生二度目の発情期を迎えて、今日も仕事は二の次、いい加減な仕事を楽しんでおるのです。 石田営業マンは半ば会社をい物にするといったほうがいいぐらいの、いわばブラック社員とでもいうべき人物で、社業には適当にしか力を入れませんし、あまり頼

    石田配達営業マンは目にパンダマークの黒いふちが・・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    ponyoponyokun
    ponyoponyokun 2019/05/17
    営業は時間に融通がきくので、判断は難しい。最終的には成績が良ければ…かも。因に、私のブログのコメ、普通に動け突然死が心臓病。自殺したくなる。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E9%87%8E%E8%8E%89%E5%A5%88松野莉奈さん。
  • 当てが外れた釣り師の「標準木」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    梅が終わって桜、誠に春の到来ということでございまして、桜の開花があちこちで聞かれるようになってまいります。 ブログの中でも桜が満開、全国各地の写真が掲載されることとなってまいります。開花はずれがありますから随分長いあいだ桜を愛でることができますので、ぜいたくな花見ということでございます。 ひとつ花だけでなく、ご婦人方も活躍されておりますのでブログの中は、今や盛りの奇麗どころ、ちょっと年増の伯母桜、枯れ木に花をと踏ん張る方々で誠に百花繚乱、華やかなことこの上ないのです。 枯れ木に花は、少々無理筋とは言いませんが・・・ さてさて、写真の花 おそらく梅であろうと思われるのですが、釣り師にとっては特に浪士にとってはこれは頼りにしているものなのです。 魚というのは季節によって活動の時期が異なるものでございまして、水温の変化で釣り師が釣る魚も異なってまいります。 「ホケ・・ホ~・・」から「ホーホケキョ

    当てが外れた釣り師の「標準木」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    ponyoponyokun
    ponyoponyokun 2019/04/05
    標準木にしていた梅の木、どうなったのかとハラハラしたけれど、移植されていてホッです。素敵な梅の木の話、感謝です。
  • 「こいみばし」をめぐる人民解放軍と南ベトナム民族解放戦線の攻防 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    人が多く住みます街の川は、来の流れではなく用が済んで脇に追いやられ、川の流れが変えられたり 、生活排水などで汚れたままになり、なかなか顧みられないものでございます。 福山でも一時そのような流れは汚れ放題で、見るのも入るのもいや、人様の厄介者になり果てておりました。 さてお役所や民間の方がこれは何とかしようなどと思うところ、いろいろ手だてを打ってまいります。 民間では流れの掃除と振り返ってもらおうと、見た目きれいに改造を施すところも出てまいります。そこできれいになったところで、蛍を捕まえてきて放つ、一見街の中にも蛍が舞うという、いかにも「なんだかなあ・・!」というようなところも現れてまいります。 我がご町内におかれましては、どぶ川を奇麗にしようということで、どぶさらいをやってまいります。  これはよかった、取りあえず匂い、と見た目が改善されます。 次にやったのがかなり攻撃的な手でして、全国

    「こいみばし」をめぐる人民解放軍と南ベトナム民族解放戦線の攻防 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    ponyoponyokun
    ponyoponyokun 2019/03/29
    書かれている事は、地域や周囲のマナーの伝え方で大きく差が出そうですね。私の住んでいる所では、今は書かれている事は起きていません。でも、今後は考えて行かなければいけないかもですね。考える記事、感謝です。
  • 福山自動車時計博物館(新館)が出来たのだが・・・・新福山百景  その2 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    新しく出来上がる‥のは、様々どこでも何時でもあちこちあるものですが、ここ福山にも新しいものが春のつくしの如く立ち上がったのでございます。 新しく立ち上がったと申しましても、これまた古いものが忽然と立ち上がった‥のが福山自動車時計博物館(新館)ということなのです。 館長の能宗孝氏については、過去記事でその癖をお伝えし暇つぶしを願ったところ、このたびはまたささやかに呆れていただこうという嗜好でお時間を頂戴いたします。 この館長という御仁、思い起こしていただければ少々、思い込みやこだわりが強いところで、すし屋に赴けば「たこ」を10貫ばかり腹に入れたところで・・ 「今日いいネタはなんかある?・・・」 「鯛にあなご、こはだに  はまち・・あれやこれや・・」 「そんなら たこ!」 とまあこのような塩梅であります。 夫婦は似ると申しますが、奥さんまで「そんなら あなご」「もひとつ あなご」 夫婦そろって

    福山自動車時計博物館(新館)が出来たのだが・・・・新福山百景  その2 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    ponyoponyokun
    ponyoponyokun 2019/03/22
    福山自動車時計博物館の新館の開設、おめでとうございます。たくさんの思いが詰まった、素敵な博物館の記事を有り難うございます。
  • 将棋で浪士様に挑もうなんぞ100年早いわ !! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「近頃の若いもんは」 などという台詞をまきちらすのは、いい加減新しい才能を認めて収まるところに収まるべきなのに、枯れすすきになりそこねたじじいの台詞でございます。 何も心配せんでも新しい才能は湧き出てきているものでして・・、というわけで今脚光を浴びている藤井聡太君に触発されて、にわか将棋うつつを抜かす話ではございません。 森川君は隠しきれないほくそ笑みを必死に押し殺して、さも「将棋の勝負など眼中にございません」、釣りを覚えて酒の肴もほしいが釣りの教えを乞うには浪士の野郎の前で少しばかりは卑屈にならねばならん、つまり愛想の一つもせねばならんが、ここはひとつ我慢のしどころで釣りで卑屈になっても将棋でへこましてやるわい、興味はあくまで釣りでございますの顔つきでごまかすかと、階段を昇ってきやがるのです。 今回のお話は最近釣りを初めて面白くってしょうがない森川君ということで、釣りを覚えたての釣り師

    将棋で浪士様に挑もうなんぞ100年早いわ !! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    ponyoponyokun
    ponyoponyokun 2019/03/15
    将棋ゲームを楽しむ様子が伝わって来ます。楽しい記事、感謝です。因に、私のブログへのブクマコメ、私としては、介護は、介護を受ける方の個々の性格などで、介護する側の大変さが違い、何とも言えない感じです。
  • はみ出す漁師と細める横ちゃん - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    魚を獲る獲りたいというのは、大古から人間様々苦心に苦労を重ねたところで色々手段を編み出して参ります。 川を堰って水をかい出す、泳ぐ術無い魚を捕まえる、潮の干満を利用してくぼみから逃げ遅れたのを捕まえる、この辺りが魚を捕まえた最初の手段であったでしょうが、その後はこれでもかというぐらい編み出すものでして、硬軟取り混ぜ姑息なのから乱暴なものまで取り揃えるのでございます。 魚を獲る手段には大まかに分けて、網で獲る・罠を仕掛ける・釣ると言うのに分けられるでしょうか。今ではこれに育てるという養殖の手段まであるところで、養殖はいかに言いましても獲るとはかなりかけ離れたところの手段です。 これら正当な手段のほかには、電気で感電させるとか今では聞きませんがダイナマイトを投げ入れるなど、芸のひとつもないやり方もあったものです。 出来ます事なら知恵比べで勝利をもぎ取りたいところですが、何時の時代にも傍若無人で

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  • 福山に御出での節は 郷土料理「うずみ寿司」 を是非にも食していただきたいものです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    全国それは広いもので御座いまして、所々におきまして上手い酒だの名物だのと言うのが御座います。 どちらのお兄さんお姉さんも自慢なさるところで、これが無いなどといいますのはそれこそ無いので御座いまして、なさそうなところでは無理にでもでっち上げて繕っておるところで御座います。 なかには美人の産地などといいますものもあるところで、じゃあ全て美人なのかと言いますと、なかには個性的な方もいらっしゃるようでして、なかなか触書どおりには参りません。 地方の色を濃く表しているものの中に「郷土の料理」と言うものが御座います。 どちらもその土地で取れたものを時間をかけて工夫進化させておりますから、地方色をこれ程表したものもありません。 旅行などに参りましても、こちらでは手に入らぬ材を使った郷土料理などが出てまいりますと、それは余計に旅趣が増すというもので御座いまして、乙な気分になってつまんで参ります。 当

    福山に御出での節は 郷土料理「うずみ寿司」 を是非にも食していただきたいものです。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • 墓暴きの久良さんは 「このブログは新手のプロレタリア文学の匂いがする」と言うのだ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    のっけから墓を暴くなどと、およそ世間様では怪訝な顔つきでみられる、それこそ神をも恐れぬ、その上天に唾する傍若無人な事で御座いまして、これに手を付ける者などといいますのは、いかに好き物といえどもめったに出会えるものでは御座いません。 久良さんは長くデザイン関係に携わった人で、こちら福山では結構知る人が多い。 広告代理店を経営して、早くからタウン誌を発行するなど社会の先取りをしたし、行政に働きかけて福山を「ばらの街」にしようと企てたのも彼の仕業という事になる。 中肉中背でやや小柄な彼は片方の肺がない。癌で摘出したのでいまは文字通りの片肺飛行ということである。 この久良さんがひょんなことから「墓暴き」と言う趣味に取り付かれてまいりまして、「また途方もない事をはなえて」と世間を姦しくするので御座います。 墓を暴くのにはそれなりの理由が合った事で、病後生まれ育ったところに引き込みます。何やかやで目出

    墓暴きの久良さんは 「このブログは新手のプロレタリア文学の匂いがする」と言うのだ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • 津軽三味線 高橋竹山さんと 釣り師 その2 恐怖 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    竹山さんと直接合って話をしたのは数ヶ月後の事と成って参ります。 話をしたといいましても竹山さんとはほんの挨拶程度の事、なんせ敵は難解な外国語を操り押し付けて参る青森の人ということで御座います。 てんで話に成らないとはこのことで御座います。何しろ通訳が要るのですから。 お話なんてえものは片方がわかっても片方がからっきし分からないなんざぁ、一方通行の行き止まり出口の無い糞詰まり、行きようが御座いません。 広島から帰って数日、それはあの感動をどう処理するか粗忽者は考える事です。どうも数日余韻が抜けぬのです。 数日の後、粗忽者は意を決して参ります。どう意を決したかと申しますと、そこは粗忽者の気軽さ身軽さということになってまいりまして、「よし!福山にも来て貰おう」と言う事で御座います。 あれこれ手引きをしてもらう事で姫路の公演で合うことに。 なぁにどうなるか分からぬところだがどうにか成るわい、「庄屋

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  • 船頭は250万円の借金をどう返そうとしたか・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    そろそろ手の秋を迎えることと成りますと、次第に気になるのが隣は何をする人ぞ、ということに成って参りまして、人様の振りが気になって参ります。 そこに行きますと釣り師の秋なぞと言いますのは、到って分かりやすく、やはり釣りで御座いますから、どちら様も安心して捨て置くので御座います。 さて、捨て置かれた釣り師の運命やいかに成りますものやらとご心配の向きもあるところ、そこはそれ世の中よく出来ておりますもので、これを拾って参るものが出てまいります。 船頭と言いますのは釣りいかだの経営を手がけるところ、客有っての商売ですから喜んで釣り師の一向拾って参ります。何がしかの口銭でいかだの送り迎えが生業と成るところで、250万円掛かった船の修理代を漁協に返済せねば成りませんから、それは浅ましく拾って参りたいのですが、そうあからさまに態度に出すわけにも参りません。 その船頭の、皆に読まれきっている、小市民としか

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  • カープが優勝した次の日の釣場の顛末 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中にはよく「何年ぶり」とか申します事がありまして、どちらにいたしましても久しぶりに遭遇する事で大層喜んで参ります。 人間よくしたもので、無いと成ったら途端に欲しくなる、無いものねだりと言う事で御座います。 子共の頃、秋の山には松茸が、無造作にごっそり。子供の手でも拾い集める体で、開いたものなど「開きじゃ!」と、さも邪魔なものの扱いで、ひどい時には足蹴になどしたものです 。 所が近頃では山に入る人など少なくなったところで、山の手入れなど行き届きません。 松茸など欠片も生えぬこととなって、久しぶりに手にしたときなどこれをさも貴重品のように扱うのですから、随分自分勝手が行き届いたものです。 あれでもまかり間違って「優勝」するかもとは、思ったことは有ったのです。しかし25年も無いと成りますと、かなり深刻な無く成り様で御座いまして、金を出したら手に入る松茸よりも無いのですから深刻です、つまり松茸

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  • 釣り師の大往生 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣りと申しますもの老若男女、物心付いたのから後期高齢者にいたるまで、それは多種多様な人の思惑で賑わって参ります。 一方釣られる魚のほうといいますと、小さいのはメダカから大きいのはマグロ・カジキなど、釣れたら赤子の手をひねるようなものから、競走馬を釣り上げたのではないかと見まがうような奴まで、これも多種再々狙われておるのでございます。 出船前 渡船場には浮世のわずらわしさなど何処吹く風の釣り師が三々五々集まってまいります。大抵のやつが世事のことなどいい加減に畳み込んで、心残りなどちらつくものの程よく振り払ったところで、余り褒められた事でも無いのに血道を上げようとしているので御座います。 「あんたあ老いぼれじゃけえ、冥土の土産に今日はええとけえ座らしちゃる」 「馬鹿あゆうちゃあいけん・・!足腰もまだまだ、目も針を結ぶなんざぁメガネもい  らんわい、それに婆さんが逝ったら、新しいのを貰う算段もし

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  • 釣り師が最後にたよるもの - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暑い!から「熱い!」になって、最近では「アジ~イ~」となっておるのですから、もはや正常な人間とはいえませんで、なかば鍋の中のごろごろしたふかし芋という按配で御座います。 釣場なども日に焼けて前後の分からぬ奴、脱力してふやけた挙句力なく座り込む奴、中には焦点が定まらず、何語か分からぬ言葉を発するのまで有りまして、様々試練に耐えるので御座います。 「暑いねえ!」とインド人に世間体を取り繕う差しさわりの無いところで挨拶をいたします。 こちらは釣り師、上空からの照りつける日差しと波間から来る照り返しで、インド人と見まがうばかりの黒さと成ったところで、「暑さはどうかい」と訪ねて参ります。 「丁度いいねえ・・!」  と汗をたらしながら、さも暑さに慣れたところでこれぐらいの暑さで悲鳴を上げる、素人インド人の軟弱野朗の気が知れぬと言わんばかり、とは言いましてもプロのインド人も暑いのは暑いらしいのです。 彼

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  • ウルトラマンや戦艦大和と対峙する釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暑さが厳しいと申しますのはどちら様も同じで、時節の挨拶など頭にどうしても「暑い!」と言う言葉が入ってまいります。 釣場と申しますのは大概が炎天下のもとで行われるものでして、釣り師といえば海上で天から干、終いにはくすんだ釣り師の日干しということで、よほど酔狂な御仁でもなければ絶えられるものでは御座いません。 こちらの常時行く釣り場は海上にあり、対岸が海水浴場と成っております。 砂浜は海砂の採取でやせ細り、海水浴場の体を成す為に何処やらから砂を持ち込んで整えると言う有様、それなら最初から砂の採取などやらねば良かろうとおもうのですが、これまた諸般の諸事情とやらに振り回されるところで御座います。 釣場と海水浴場を隔てる物は日頃は何も無いのですが、海水浴のシーズンとも成りますと一はフロートのみの仕切り、もう一はサメよけのネットがフロートから海底まで張巡らされるところです。 ここの釣場を主戦場にす

    ウルトラマンや戦艦大和と対峙する釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
  • 竿師に成った釣り師の  「玉網」 その3 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    お前さん、又豪勢に作ったところでどうなさる、釣具がこんだけ有ると死ぬまで使い切れん、あの世の宛がい扶持かい、と言われる所ですが勢いに任せて作り上げたのですから、あて等有る訳はありません。 自分の使用するものはさておいて、さてどうするかと思うことに成って参りますと、 さてどうしましょう。 売る気かい とも言われるのですが、それとて無調法で手段も無いところ、とても器用には立ち回れません。 余生分でお釣りがくるのですから、やりすぎは何事も褒められません。 さてどうしましょう。 今回は釣り上げた魚をすくう道具「玉網」 タモといいます。 伸びるタイプのものも有るのですが、筏の場合釣り座から水面が近い為1.5Mばかりの長さの物です。 柄は布袋竹やら篠岳を使用しています。これもあぶら抜きの処理をした後、乾かしたものを矯めます。(ためる)とは矯木を使って火であぶった竹の曲がりを修正します。この事を矯めると

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  • 又一つ釣場が消えた - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    田島と言う島、今では橋が架かって土と地続き、橋の距離だけ余分であとはなんら土と変わらぬ、島とはいうものの島とは言いがたいところと成って参ります。 昔はフェリーで5分ばかりのところを渡してもらったところだが、それは島に来たと言う感慨の有ったところで御座います。 釣りを覚え初めのころ、この島の牛の首という筏で修練したものです。 牛の首と言うのは田島から突き出た地続きの小さな半島然とした場所で、当初島の形が牛の首に似ているからだと思って、そういえばそのように見えなくも無いなどと思っておりました。 近年船頭いわく、昔 牛の解体をしたところで「出るぞ・・!」などと子供だましをいうのですが、そういえば牛の首には似ていないな、などとこれはいい加減が過ぎると言う事で御座いまして、もうろくしたいい加減な釣り師などとてもまともには相手に出来ません。 この牛の首に有る筏と言うのが、随分潮の流れの速いところで

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  • 釣り師 竿師に成る! 釣具の自作を試みてみた その1 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    ここは少々説明のいる所でございまして、なにも浪士様が「アダルトビデオの男優」、つまり竿師に成ったと言うわけでは御座いません。 浪士様は釣り師で有りますから釣竿を作る「竿師」と言う具合に成るのでありまして、粗末な上とても鑑賞に堪えられるものを持ち合わせない身となりますと、白昼堂々己が逸物をさらけるなど、男優には成ってみたいけれどとても成れない事なのです。 と言います事で釣り師が竿師に成ったと言うお話で、ご機嫌を伺うところで御座います。 釣り師の道具などと申しますものは、昔は手作りのものも有ったでしょうがそれぞれに専門の加工職人の手に成るものでありました。 今日のご時勢は釣具メーカーのたゆまぬ陰謀と研究開発によって、安価で均質なものが大量に出回ることとなって、ある程度まではそれで我慢できる、納得して使えるもので御座います。 釣りにおいて、上手と下手を分けるのはちょっとした加減の越えられない壁で

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  • かくある素人は「大物釣り師」に成りえるのか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    久方ぶりの釣行は、こうも気分の高揚を招くものかと、釣りなどと申します世迷い事に、今日も足並みは早足となるので御座います。 早朝、まだ薄暗い折からうごめく釣り師は、喜色万面 はや自分の都合で膨らました夢に酔いしれております。こうやってああやって、又釣れたわい。 真にたわいも無いささやかな夢である事ですが、これが頭の先から足の先まで、体中を支配しているのですから、立派な有夢病者ということに成って参ります。 「おお!浪士さん浪士さん!」 料調達のコンビ二で声を掛ける者がある。干からびた声の主は昔は「開かずの秀やん」の名で鳴らした上等の釣り師だ。 何故「開かずの・・」と言うかと申しますと、釣り場に座り込むや否や自分の世界に没頭いたしまして、海上の生ける地蔵さんと成って参ります。 小用を足す時ぐらいしか動きません。このような有様ですから他人のちょっかいなど欠片も受付ませんで、終日地蔵のお勤めと言う

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  • 釣り師が魅入るもの  - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    梅雨空といいますことで、何事も とても晴れやかにとは参りません。 街中の風景にいたしましても、昨今では風情と言うものが次第に姿を消すのですから、思わず魅入るなどということが少なくなってまいりまして、とても晴れやかとは参りません。 釣り師といいますとあまたの辛惨を舐めつくし、それでも己が釣技の向上をとり付かれた様に目指すのですから、おびただしい時間と労力を費やすことに成ります。「事を成す為には時間と労力に積み上げが必要」なものだと身体に沁み付いて、それはそれは思い込んでおります。つまり積み上げこつこつ方式ですな、遇直に一つ一つ検証していくわけです。 ここいらが天賦の才を持ち合わせぬ小市民の悲哀な才とでも申しましょうか、これ以外に釣技を向上させるすべが無いのですから、地味に馬鹿な事を繰り返しておるのです。この作業、苦悩を抱える事ですから、こちらも晴れやかとは参りません。 このような人間は、魚に

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  • ちょいと遠征などと洒落込みまして釣って参ります。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どちら様もご機嫌のよろしいところで、釣り師といたしましてもご機嫌がよろしいのがよろしいと言う事でありまして、さてどうするか・・・。 相談など相整うところで、海賊数人の一行遠征ということに成りまして、さて遠出で御座います。数日留守にいたしますのでブログの更新は来週半ばまでお休みいたしますので、あしからずご了承のほどお願いいたすところで御座います。 携帯の端末があるだろうという輩もおりましたが、あいにく浪士様は擦るタイプの端末は持ち合わせておりませんので、更新ができません。便利なものを使い慣れておりますと、便利で無い場所に参りますと不都合が増幅いたすもので御座います。 さて、遠征ということですが釣り師の間ではしばしば生じることで御座いまして、何のことは無い釣場を代えるということで御座います。 広島の人間が岡山の釣り場に赴きますと、日頃より気分の変わるところで御座いまして、釣れるのではないかとま

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