宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」をあしらった二つのマスクがインターネット上で話題だ。「みやぎ水産の日アンテナショップ」(仙台市青葉区)で扱う「刺しゅう版」と、村井嘉浩知事が着用するお手製の「イラスト版」。新型コロナウイルスの影響で出番が激減したむすび丸だが、今や必須となった衛生用品にあやかり、息を吹き返しつつある。 刺しゅう版は、ショップを運営する合同会社カイタク(石巻市)が企画。消費者の外出自粛で売り上げが低迷する中、「コロナ禍でも使えて元気が湧く商品を」と、若林区の障害者就労施設の協力を仰いで製品化した。 試作品をツイッターでPRすると「かわいい」との反響が相次ぎ、4月20日に自社サイトで販売した初回生産分の260枚は約30分で完売。第2回生産分(150枚)、第3回の優先購入枠(約1000枚)はいずれも5分で売り切れた。 「ここまで人気が出るとは全く想像していなかった」と驚くの