伊勢神宮に到着し笑顔で参拝に向かう自民党の谷垣禎一総裁(右)=三重県伊勢市で2010年1月4日、竹内幹撮影 自民党の谷垣禎一総裁は4日午前、三重県伊勢市の伊勢神宮の外宮と内宮を参拝した。 同党総裁は例年、首相として複数の閣僚を同行し参拝してきたが、昨夏の衆院選で政権から転落したことを受け、党三役で同行したのは田野瀬良太郎・総務会長だけ。同行者の大半は三ツ矢憲生県連会長ら地元関係者となった。 警備も一般参拝客とロープで区分する厳戒態勢の首相参拝とは異なり、一行は参拝客と同じ参道を歩いた。時折、「谷垣さん!」と声がかかると手を振って応えたが、参拝客の握手攻めにあってきた歴代総裁とは違い、静かな参拝となった。 谷垣総裁は内宮参拝後に会見し、「今月始まる通常国会は、日本の政治と自民党にとって大事な国会になる。現政権の経済政策、外交、政治とカネ、強権的な政治運営手法について問題点を追及していく