2010/05/25 アカマイは5月25日、同社の事業に関する説明会を開催した。米アカマイのプロダクトマーケティング担当ディレクターを務めるニール・コーエン氏は、同社のクラウド最適化サービスについて、「クラウドのインフラが手近なところにあるように利用できる」と説明した。 クラウドコンピューティングというと、サーバを集約するデータセンターの部分に注目が集まりがちだ。しかし実際にクラウドを利用する際には、自社との間をどのようにつなぐか、アプリケーションを遅延なく利用できる接続をどう確保するかという問題が浮上してくる。 コーエン氏によると、「最もいい仮定として、シンガポールのようにユーザーと同一の都市にデータセンターがあったとしても、単一のネットワークを介してアクセスできるケースは少なく、大半は3つ以上のネットワークを介してアクセスすることになる」という。それ以外の都市では、影響はもっと大きい。