日本列島を北上してきた桜前線が26日、最北の北海道稚内市に到達した。稚内地方気象台が観測している稚内公園の高台で、標本木のエゾヤマザクラが開花した。平年より12日、昨年より12日遅く、1953年の統計開始以来、最も遅い開花になった。 稚内地方はこの冬、比較的雪が多く気温も低めで、根雪と降雪の終日はともに平年より5日遅れた。標本木のつぼみもなかなかふくらまなかったが、ここ数日気温が上昇し、26日の好天で一気に開花したらしい。 花の下の芝生では、待ちかねた市民が子供を遊ばせたり、遅い花見を楽しんだりしていた。それでも最高気温は16・9度までしか上がらず、薄手の防寒着や毛布などを着込んでいた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連リンク一本桜これで「満開」? 岩