2006/6/10 NECは6月9日、独自の不正アクセス防御技術を開発したと発表した。サーバに対する正規のアクセスと悪意を持ったアクセスを区別し、未知のウイルスやワームを含めたサーバへの攻撃を未然に防ぐもの。ユーザーアクセスに関係するプログラムの動作と実行順序、その発端となった事象を監視し、それらの動作と、あらかじめルール化しておいた正しい動作を比較分析することで不正行為を判定する。 今回開発した技術は、プログラムの動作とその実行順序まで含めて監視を行うことで、従来の不正アクセス防御技術で指摘されてきたさまざまな問題(設定や管理の複雑さ、正規更新と悪意ある攻撃の区別の困難さなど)を解決することが可能となる。また、Webサーバをはじめとするサーバについて、新たな脆弱性が判明した場合でも修正プログラムを適用する必要がないなど、「高い防御性能と容易な運用管理を両立させることができる」(同社)点が