合成麻薬MDMAを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優の押尾学容疑者(31)は、拘置期限を迎える24日に起訴される見通し。逮捕後の供述が二転三転している押尾容疑者だが、専門家は、容体が急変した女性を放置した「保護責任者遺棄致死」での再逮捕の可能性も濃厚と断言。薬物使用だけでなく、重罪に問われる可能性を指摘した。 ◇ ◇ 「錠剤は違法な薬物とは思わなかった」と逮捕直後からの供述を一転、20日に「違法なものと知っていて飲んだ」と容疑を認めた押尾容疑者。尿検査で合成麻薬の陽性反応が出ていることに加え、違法性を認識していたことで、起訴は間違いないとみられる。 起訴により拘置された場合、一緒にMDMAを使用し死亡した銀座のホステスの女性(31)の死因と薬物の関係、薬物の常習性や入手ルートなど厳しく追及されることになる。 筑波大学の斉藤誠二名誉教授(77)(刑法、刑事訴訟法専門