2011年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に合わせ、新大阪―鹿児島中央間を約4時間で結ぶ新幹線「さくら」の車内が15日、報道陣に公開された。快適性を重視して座席配置やリクライニング機能に工夫を凝らしたほか、木製のテーブルや手すりなどを座席に備え、くつろぎを意識した〈和風新幹線〉に仕上がっている。 「さくら」は、東海道、山陽新幹線で主に「のぞみ」として活躍するN700系をベースに設計。指定席は、通路を挟んで各2席を並べた横4列で、横5列のN700系よりゆったりと座れる。座席には、背もたれを倒すと連動して座面も動く仕組みを導入した。 一方、グリーン席には枕などが備わり、通路には金色の花唐草模様があしらわれた。自由席車両を含め、桜の幹をイメージした木目調のデザインが壁に施され、女性専用トイレがデッキに設けられている。 「さくら」は山陽新幹線区間を最高時速300キロ、九州新幹線区間を同260キロ
「地質分野の世界遺産」と言われる「世界ジオパーク」(地質遺産公園)に長崎県の島原半島(島原、雲仙、南島原市)が23日、国内初となる3地域の一つに選ばれ、「人々と火山との共存」に取り組んできた地元関係者らは感激を分かち合った。 半島には、1792年に約1万5000人が犠牲となった眉山(まゆやま)の山体崩壊跡、総延長約14キロの千々石断層、1990年からの雲仙・普賢岳噴火でできた平成新山と被災遺構など23か所の見所がある。このほか死者・行方不明者44人を出した噴火災害を紹介する「雲仙岳災害記念館」(島原市)もあり、2007年11月には被災経験や復興の過程を世界に発信しようと、火山都市国際会議も誘致した。 こうした経験を地域活性化に生かそうと、3市と観光団体などが昨年2月、世界ジオパーク認定に向けた活動を始め、12月に認定を申請した。審査員による今月中旬の現地調査では「人々と火山が共存している」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く