伸びきった髪に汚れた衣服、でも自分のことはどうでもよいのである。タイに住むホームレス男性、ローンダムさんの生きる目的は野良猫を救うこと。 毎日果物のライムを売って、その賃金をすべて猫の餌代に費やしているのだ。彼の生きる目的ができたという点でいえば、猫たちも功労者なのである。 野良猫のエサ代を稼ぐためにライムを売っているローンダムさん この画像を大きなサイズで見るimege credit:Cat Lover Loong Dum ある日、ローンダムさんの売るライムを買おうと1人の女性が近づき、そこに掲げられている看板に目をやった。 さらに女性はローンダムさんの見た目の奥に隠れている心の優しさに気付いた。その看板にはこう書かれていた。 ライム1袋20タイバーツ(約65円)、この売上は猫の食費になります この看板に興味を持った女性が調べてみると、ローンダムさんは本当に、毎日近隣の野良猫の世話をして