岩波新書の『未来をつくる図書館』(菅谷明子)って本を流し読みしました。 この本の中の「未来」というのは、(多分)2003年のときに考えていた未来で、「図書館」というのは「ニューヨーク公共図書館」のことです。この図書館は運営・財政面を政府や自治体に依存しないで、寄付金によってまかなっているというアメリカっぽい図書館で、この本が書かれた時点では4つの研究図書館と85の地域分館を持ち、ニューヨークのマンハッタン・ブロンクス・スタテン島の各区を拠点にしています(ブルックリンとクイーンズ地区には別の公共図書館があります)。図書館なので利用は無料ですが、寄付金を集めるためのディナーとかやったりしてまかなっているようです。要するに金が回らないと運営ができないわけで、研究図書館の中の「科学産業ビジネス図書館(シブル)」を中心に、起業家支援のためのセミナーとかしてるみたいです。10年以上前の本なので今はどう