スマホやパソコンの画面から発せられているブルーライト。かねてから目に悪いものとされ、それから守るフィルター付きのメガネ、いわゆるブルーライトカットメガネなどが多く発売されている状況だが、それらがほぼ意味がないものだった……と結論付けた研究発表が、大きな波紋を呼んでいるようだ。 論文を発表したオーストラリア・メルボルン大学の研究者によれば、「コンピューター使用に伴う目の疲れを軽減するためのブルーライトフィルター付きめがねレンズを使っても、短期的にはメリットがない可能性があることが分かった」とのこと。 論文では、ブルーライトフィルターレンズでカットできるのは、コンピューター画面などから放出されるブルーライトの10~25%のみだとし、仮にブルーライトのカット量をより増やそうとすれば、レンズの琥珀色が強くなりすぎてしまい、色の見え方に相当大きな影響が出る、と指摘している。 今回研究者らは6か国で数