政治 年内繕い 中身欠く アセス評価書不備2012年1月6日 Tweet 沖縄防衛局から追加提出された資料を確認する県職員=5日正午すぎ、県庁 沖縄防衛局が県に提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書は、方法書に対する住民意見などの必要資料が欠落していた。日本政府の至上命題とする「年内提出」を形の上では果たしたものの肝心の書類に不備がある“見切り発車”だったことが鮮明になった。県の形式的な確認作業ですぐに判明した不備は、最も基本的な部分での重大な手落ちだ。年内提出を急ぐあまり、確認を怠った防衛局の姿を浮かび上がらせ、辺野古移設手続きそのものへの適正さへの疑念を深める事態となった。 米国内で昨年、厳しい財政事情を背景に軍事費削減要求が高まり、米議会から、停滞する普天間移設と一括実施とされる在沖米海兵隊のグアム移転費を負担できないとする意見が強まった。そんな中、日米