[高江ヘリパッド訴訟]「表現の自由」の軽視だ Tweet 2012年3月15日 09時55分(16時間26分前に更新) 住民が国を訴えたのではない。国が住民を訴えたのである。判決の中身をうんぬんする前に、そのことの異常さを指摘しておきたい。 国が住民を訴えたことについて判決は「不適切とは言えない」と指摘しているが、それはあくまでも司法の立場に立った見方である。沖縄の基地問題をどのように解決していくかという政治の立場に立てば、国が住民を訴えること自体、話し合いの回路を自ら閉ざした強引な手法だと言うしかない。 このような訴訟によって高江のヘリパッド建設問題が解決することはあり得ない。 東村高江の米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、座り込みなどの反対行動を展開した住民2人に対し、国が、通行妨害の禁止を求めた「高江ヘリパッド訴訟」の判決が14日、那覇地裁であった。 判決は、伊佐真次さん(4