A.I.がラジオを救う?TBSが奇抜な新番組 業界全体で聴取率ダウン傾向 拡大 テレビに視聴率があるように、ラジオには聴取率というものがある。2カ月に1度の偶数月に1週間をかけて、どれぐらいの割合の人がラジオを聞いていたかビデオリサーチ社が調査している。首都圏の8月期調査では、AMのTBSラジオが01年8月期から97期連続となるトップを守った。しかし、9月27日の定例記者会見に出席した入江清彦社長の顔は決して明るくはなかった。 「TBSラジオは首位を確保し16年2カ月連続のV97を達成したものの…」。この後に告げられた聴取率の低さがラジオ業界にとっては深刻なものになっている。「前回6月期の調査、0・9%から0・1ポイント下げて0・8%となり、ラジオ全体のセッツインユースは前回の5・6から5・2と大きく下げる大変厳しい結果でした」。簡単に言うとラジオ人口が数万人規模で減ったということになる。