映画「桐島、部活やめるってよ」で見下ろす小さな“世界”たち Webのあちこちでやたらと評判だった映画「桐島、部活やめるってよ」を観てきました。面白い、ゾクゾクする映画でした。以下、ストーリーのネタバレはなしで感想を。 地方の高校を舞台として、ある日突然部活を辞めるどころか学校からも友人たちの前からも姿を消してしまう「桐島」の周囲の高校生たちの右往左往を描く作品です。 8月11日(土)公開 映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイト キャラクターひとりひとりの造形がいかにもありそうな感じで、あのころ、20年以上前の高校生だったころには「世界」のすべてだった、ちっぽけなものたちがいろいろあったなあと、リアルにイメージすることができました。 そして、その小さな世界をスクリーンの前の彼ら彼女らが必死に守ろうとしたり、新しい可能性を探ろうとしたりしている姿を、こちらは大人になって、映画館のイスに