ソフトバンクは4月14日、主にJRグループ各社向けに提供している鉄道電話サービス「JR電話」のサービスを2027年3月31日をもって終了することを発表した。設備の老朽化が理由で、サービス終了に先立って2026年4月1日で新規加入の受け付けを終了する。 なお、JR電話との通話に対応する携帯電話サービス「JR携帯電話」(トランスネット提供)も、JR電話と同じスケジュールでサービスを終息する。 なぜソフトバンクが「JR電話」を提供しているの? JR電話をソフトバンクが提供しているのは、同社の通信事業の“ルーツ”が旧日本国有鉄道(国鉄)が運営していた「鉄道電話」にあるからだ。 鉄道電話は旧国鉄の事業所(駅/車両基地/各種事務所など)間の他、旧国鉄と結びつきの強い旅行会社や一部私鉄、旅館なども利用していた。旧国鉄がJRグループとして分割/民営化される際、鉄道電話は「鉄道通信」(通称「JR通信」)とい
