『SRサイタマノラッパー』は自主映画である。 監督・入江悠氏は映画配給システム上、自主であり続けることを意識的に選んでいる。 それが国際映画祭で複数の賞を獲り、海外配給さえ始まっているのだ。 これは竹熊健太郎さんが自身のブログで書いている出版界の変化(というか正常化)とつなげて考えなければならない事態だ。 旧来のシステムにのっかって物を考えている人はどんどん脱落する。 むろん、だからといって新しいシステムを選ぶ人間がむやみに儲かるわけではない。 自由を得られるというだけである。 自由と、正しい規模の金とを。 ただし、この自由は金銭によって買うことが難しい。 であれば、どちらを選ぶかはバリューの問題からいって明らかだろう。 先日、とあるオシャレ雑誌が連載を依頼してきたので、俺は「自分のブログをまとめさせてくれないか(むろん雑誌バージョンとして編集するので)」と提案したのである。 雑誌は常に何
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