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ブックマーク / note.com/nhk_pr (6)

  • 魔改造の夜 悪魔の技術者たちが語る1か月半の挑戦|NHK広報局

    窓の外は白く濡ぬれていた。 時折吹きつける激しい風雨の音が、人気ひとけが少ない広報局のフロアに響く。 予報では、今夜から明け方にかけて雷雨になると言っていた。 早く帰らないと。壁の時計を見上げて嘆息する。 来週までにnoteのネタを3提案しなければならない。 広報局noteの編集担当になって10か月。編集メンバーは私を含めて5人。それぞれが企画を持ち寄り、毎月数記事を公開している。noteのコンセプトは、“NHK仕事に携わる人たちが、熱い思いを自分の言葉で語る”。これがなかなか難しく、ネタ集めにはいつも苦慮していた。 なんとか2の企画を思いついたは良いものの、あと1がどうしても思い浮かばない。 これはやばいな、という確信と諦めが入り交じる。間に合わないかもしれない。 ピンポーン。 甲高い音に、びくっと顔を上げる。 居室の入口に置かれた来客用のチャイムが鳴ったのだと気づくまでに時間

    魔改造の夜 悪魔の技術者たちが語る1か月半の挑戦|NHK広報局
  • 「テレビにもラジオにも出ないアナウンサー」というアナウンサーがいまして、最近こんなことを考えている、という話。|NHK広報局

    テレビにもラジオにも出ないアナウンサー」というアナウンサーがいまして、最近こんなことを考えている、という話。 「中長期的には絶滅危惧種」(フジ・伊藤アナ) 「表に出ている制作者みたいな感じ」(日テレ・水卜アナ) 「世の中をよりよくしようと思ってる集団」(テレ東・松丸アナ) アナウンサーとは何者なのか。 NHK・高瀬耕造、日テレ・水卜麻美、テレ朝・大下容子、TBS・安住紳一郎、テレ東・松丸友紀、フジ・伊藤利尋…6人のアナウンサーがNHKのスタジオに集結して徹底的に語り合った番組、「アナテレビ」の中で出てきた言葉です。(5月3日放送) アナウンサーの仕事、みなさんイメージしやすいかもしれませんが、当のアナウンサーはというと…、実は「アナウンサーとは何者なのか」という問いに、なかなか答えが出せないんです。 「どんな答えが聞けるんだろう」とこの番組を企画・制作し、プロデューサーを務めたわたしも、

    「テレビにもラジオにも出ないアナウンサー」というアナウンサーがいまして、最近こんなことを考えている、という話。|NHK広報局
  • ウクライナのテレビ局で考えた「公共放送」のこと|NHK広報局

    ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の1か月前、2022年1月、私はウクライナの首都キーウに滞在していた。ウクライナの公共放送に対する支援を締めくくるための訪問だった。 私は長年NHKの記者として勤務し、その後、NHKインターナショナルというNHKの関連団体で、国際協力の仕事を続けてきた。この団体では、諸外国の“公共放送”づくりのための人材育成、放送局支援の事業などをおこなっている 。旧ユーゴスラビアのコソボやアフリカの南スーダンでも支援を展開しているが 、ウクライナでは“国営放送を公共放送に転換するための支援”を、5年間にわたって行ってきた。 私は責任者として、5年間で合計12回、ウクライナを訪問した。 キーウ市内(2021年9月)キーウは美しい都だ。世界遺産のソフィア大聖堂など歴史的建造物が多く、クラシック音楽やバレエが盛んで、芸術と文化の香りが街中にあふれていた。 2021年秋からロシ

    ウクライナのテレビ局で考えた「公共放送」のこと|NHK広報局
  • 「カムカムエヴリバディ」チーフ演出が安子編を語ります|NHK広報局

    連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でチーフ演出を担当しています、ディレクターの安達もじりです。 このドラマには、「安子」、「るい」、「ひなた」という3人のヒロインが、順を追って登場します。 そのうち今回は、「安子編」が終わり「るい編」に向かう中で、“演出チーム”が考えていたことをお話できればと思います。 話がいろいろ余談方向に飛んでしまうかもしれませんが、気軽にお付き合いいただけたら幸いです。 ※注記 今回の記事はネタバレを含みますので、まだドラマをご覧になっていない方はご注意ください。 「演出」の仕事とは?「ドラマの演出をしています」と自己紹介すると、よくどんな仕事なんですか?と言われます。 テレビで「演出」という文字は見るけれど、何をやっているのか、具体的なことは分からない。自分でもそう思います。 今回この文章を書くにあたって、改めて、説明するのが難しいなと感じました。 私事ですが

    「カムカムエヴリバディ」チーフ演出が安子編を語ります|NHK広報局
  • 私の”人生をかけた一作”「おかえりモネ」を振り返ってみました|NHK広報局

    はじめまして。 朝ドラ「おかえりモネ」チーフ演出の一木です。助監督時代を経て、ドラマ演出歴は17年ほど。 この記事では、これまでのドラマ制作で思うことについて、プライベートも含めてつづってみたいと思います。 これまでは大河ドラマ「義経」「天地人」「八重の桜」「いだてん」、朝ドラ「どんど晴れ」「ゲゲゲの女房」「まれ」ほか、岩手県大船渡舞台の「恋の三陸」、福島県浪江町舞台の「LIVE!LOVE!SING!」など、東北を舞台にしたドラマを多く手がけました。 「おかえりモネ」は制作者としては5目の朝ドラであり、チーフ演出としては初の作品です。というか、チーフ演出としてやれるのは生涯一作と思っておりますので、「おかえりモネ」は私の人生をかけた一作です。 そんな作品が、まもなく最終週を迎えようとしています。 この少し変わった朝ドラ…、 朝ドラなのに突き進まないヒロイン、ちょっと暗い雰囲気、進まないス

    私の”人生をかけた一作”「おかえりモネ」を振り返ってみました|NHK広報局
  • あの日のことをNHK_PRツイッター1号に聞いてみた。|NHK広報局

    こんにちは。NHKのツイッターアカウント(@NHK_PR)運用チームです。 2011年3月、ツイッター「NHK_PR」は運用を開始してから1年ほどが過ぎていました。日でも様々な企業などがツイッターを開始し、注目されてきた中で東日大震災が発生しました。 NHKでツイッターを始めていたのは、ニュースやNHK_PRなどごくわずか。 当時、NHK_PRツイッターを担当していたのが、通称「1号」(当時NHK職員)。未曾有の災害、目を疑うような被害の情報の中で、震災とどう向き合ったのでしょうか。そして、震災から10年を迎えた今、東北のこと、テレビのこと、ツイッターのことを、現在NHK_PRツイッターを担当するメンバーが話を聞きました。 地震発生前日、パソコンに単語登録をしていた。――1号は、2011年3月頃、どんなことをやっていたんですか? 1号 ツイッター以外もやっていたんですよ、ちゃんと(笑)

    あの日のことをNHK_PRツイッター1号に聞いてみた。|NHK広報局
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