大阪大学でスーパーコンピューターなどを運用するサイバーメディアセンターが2025年3月までに、学内ビッグデータ基盤を刷新する構想を進めている。学内で運用する大容量ストレージと各研究室との間を毎秒100ギガビット(Gbps)の高速イーサネットで接続し、データを活用する研究を進めやすくする。 サイバーメディアセンターは2021年5月から、学内でデータ集約基盤と呼んでいるストレージシステム「ONION」を運用している。ONIONは、同大学のスパコンである「SQIID」から利用できるファイルシステムである「EXAScaler」や、SQIIDからAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由などで利用できる「ONION-file」、SQUIDとは独立して運用するAmazon S3互換オブジェクトストレージの「ONION-object」などで構成する。 このONIONを2025年3月